2006年12月22日金曜日

「鑑定の難しさ」 

前回の記事で取り上げたStingRayは無事にF-nieさんが落札されました。祝!StingRay仲間へようこそ!と言う感じですが、配線やジャックの部分について取り上げた箇所が、ハッキリ申し上げて大変不勉強でした。ご迷惑をお掛けした方がいらっしゃったら、この場を借りてお詫び致します。でも、大変勉強になりました。外見やポットデイト以外でも、遍歴が確認できるんですね。

最近では、殆どサイトで情報を収集していますが、如何せん全部英語なもので(泣)、詳しい所までは分からない事もあります。


これは77年製のサーキット。基盤本体は樹脂でコーティングされてる。


78年のサーキットは、片方の配線が全て黄色になってる。


79年になると、基盤の樹脂コーティングは廃止となる。


注目!!!モノラルジャックなんですね。つまりプリアンプの電源は常時ONなんです。極端に消費電力の低い設計だったので問題なかったらしい。


79年後半から80年にかけてボックスタイプのステレオジャックに変更。私のは82年製なのでこのタイプ。シールドのプラグを差し込む事で電源が入ります。


ポットはCTS社のソリッドシャフトのヘソ有り。Volは25KΩ、Bassは100KΩで、Trebleは何Ωだったっけ?変わった数値のポットです。通常では入手困難。


この画像のポットは79年18週目に製造された物。この画像は、以前ポットの交換作業時に撮影した物です。これ以降アーニーボール社に吸収されてからは、Midの追加や基盤が大型化され周波数設定なども変更を受ける事になります。突き詰めると毎年のように仕様変更されてるんでしょう。もっとも、その時点ではヴィンテージなどと言う概念はないわけですから、当たり前ですね。

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