2005年7月28日木曜日

「楽器を知らない楽器屋」 

必ず毎日チェックしてます。特に楽器関係等は、相場みたいなものが解って来ます。昨日もつらつら眺めてたらこんなのが出品されてた。
MUSICMAN STINGRAY USA初期型
最近では楽器店が出品してる例も結構ある。ここなんかは異常に多い取り引き数で、ちゃんとストア登録もしてある。しかし!うそばっかり!これはMade in Japan!「StingRayBass」と入ってない。我慢できずにQ&Aでちょっかいを出した。「USAとありますが日本製ですよね?」と。すると相手はPCを確認してたのか、「この時期は日本製はないと思います。USA製です。」だと。笑わせてくれるね。StingRayXVです。ハードウェアはUSAで、木工加工は日本で製作されたものです。当時のカタログだって持ってるもん。これが本物!私の’82年製StingRayUSA。現在では殆んどのブランドが「日本製バージョン(最近では韓国・中国製も)」を持っている。ハイエンドユーザーだけ相手にしていたのでは商売にならないのだろう。実際に弾いてみると良くできたコピーモデルなんだけど・・・。やっぱり安く作る為には肝心なところでコストダウンする事になってしまう。StingRayXVはあまり売れなかったようで、私自身知り合いが持ってたのを見かけた位。最近生産中止となったStingRayEXも同じ生産方法をとっていた。XVが朝日木工でEXがハイエンドギターズの製作。しかし、ヤフオクQ&Aで絡むのも大人げなかったので、StingRay関連の(当然マニアが多い)メーリングリストに投稿した。数分後、早速援護射撃をした人が現れた。「どう見ても日本製ですが、ご存じないんですか?」と。で、これまた数分後に問題の楽器店は出品を取りやめていました。ずるい!でもね、まだまだあるのよ。FenderJapanのJB75-90(定価¥90,000税別)を、20万円の極上品とか言って出品してる。取引件数3,000を超えてるんですよ。無知は犯罪!ですねぇ・・・。騙されないように。こんなところもオークションの奥深いところではありますが。

2005年7月27日水曜日

「久しぶりに」

先日、友人が最近知り合いになった友達の女の子を連れて我が家にやってきた。なんでもBassをやってるらしく、簡単な調整とレクチャーをすることになった。「音を拾うところが2つあるんです。」って言うからJazzBassかと思ったらPrecisionBassだった。確かに2つだけど、あれで1組なんだよね。以前ミュージックスクールに通った事があるらしいけど、基礎が何にもできてない。講師は何やってたんだ???楽器も拝見したら、これまたお金を払って調整した割には何とも弾き難いセッティング。「これじゃね。」こんな調整をやってたんじゃ、上達する前に嫌になっちゃうな。弾いてみたら、素性は悪くなさそう。ん?Made in China?中国製か。幸いネックのコンディションは良かったので、その他の調整を済ませて弾いて見た。うん!なかなか良い感じ。聞いたら、彼女はずっとピックで弾いてたらしい。悪い事ではないけど、演奏が限定されてしまう。2フィンガーとスラップをかる~くレクチャーした。フォームはなかなか綺麗。2~30分すると、スラップも音になってきた。えっ?!もうそんなにできたの?教え方が良いのか(謎)、センスが良いのか、上達は速そう。セッティングも「私のじゃないみた~い。」といって喜んでた。うんうん良かった。女性ベーシストってなかなかいない。上手くって、ルックスが良いと誰も適いませんね。

「旧新津市」

旧新津市といえば、有名なのが「ラーメンたらふく」。超大盛りを制限時間内にたいらげるとタダになると言う有名なところ。洗面器並みらしい。元同僚が、先輩に「ラーメン奢ってやる。」と言われ行ったのがここ。見事達成して短冊が飾られた。でも、しっかり「ご馳走様でした。」と言わされたそう。あ、新津といえば、鳥久がなんと言ってもダントツ!唐揚げがなんと半羽出てくる!もうカリッと美味しくて簡単にたいらげられる。なくなったら閉店なのでタイミングが難しい。食べられたらラッキー。親分知ってるかな?唐揚げに関しては、ここのを味わうことなく語ってはいけないんですよ。新潟市で有名な「せきとり」もここののれん分けなんだって。両方とも是非一度ご賞味あれ!お勧めです。

2005年7月25日月曜日

「ふと見てみると」 

朝食が終わると、彼は玄関を占領する。でも、みんなが集まる茶の間に上がる機会を密かに狙っている。

で、気が付いてみるとこんなカッコに・・・。    




             


ありゃりゃ。スリッパを枕にして寝てる・・・。





更に別なアングルから。                 


シャッター音で目が覚めてしまった彼は、この後不機嫌そうな顔で寝入ってしまったのでした。ごめんね。

2005年7月24日日曜日

「青島ラーメン」

まずは無難なところから。「青島ちゃーしゅー」とのぼりの出てる青島ラーメン。ちゃーしゅーが売り物かと思ったら、ラーメンそのものがウマイ。ここは全部自家製だそうだ。スープは結構色が濃いけど、あっさりした味。背脂も浮いてるけど、生姜が効いてる。魚系のだしも入ってるのかな?麺も中細縮れ麺。ちゃーしゅーは、蕩けるタイプではなく、しっかりした感じで、噛むと旨みが染み出すロース肉。ここは、ご飯すらおかない徹底ぶり。メニューの多い店に限って美味しいものがないんだよね。スープのコクが絶品

2005年7月21日木曜日

「中条町へお越しの際は」

中条町で、「ご飯食べに行こうか」ってなった時に、唯一連れて行けるのが「麺や麺楽」。ここのみそとんこつがとっても美味しい!しかも、自家製の白菜と韮のキムチがトッピングとして出される。甘辛くってこれが絶品!油断してると、混雑時は下げられちゃうので、せっせと食べる。今まで何度も空にして返したっけ(笑)。          このコクを是非一度試してみて欲しい。病み付きになりますよ。昼時なんかは、外まで行列ができています。ラーメン特集でもするかなぁ・・・。

「その後」 


もうすぐ夏休み。息子が毎日学校から結構な荷物を持って帰ってくる。お便りに、「21日までに朝顔を持って帰ってください。」とある。結構重いので、子供たちにはきついだろう。そう、以前の朝顔。息子が自分のだけ芽が出なくて学校へ行くのを嫌がった問題の朝顔。両親で何日も通って経過を見守った朝顔。殻がなかなか固くてひょろひょろの弱った芽だったなぁ・・・。「朝顔は調子どう?」って聞くと、「バッチリ!」とピースサインが帰ってきてた。で、これがその後の朝顔。こんなに立派になりました。車に乗って息子と朝顔を迎えに行ってきた。発芽時に苦労?!しただけあって今では乱れ咲き。種はいっぱい採れるかな?いろいろ教えてもらった「命の朝顔」。

2005年7月20日水曜日

「マックへ行こう!」 


休日になると、息子がモジモジ近寄ってきて、「天気いいよね~。こんな日はどっか行きたいよねぇ~。」と言って来る。「どこ行きたいの?」と聞くと、決まって「マック!」と言う。ジャンクフードなのも分かってます。もっと美味しい身体に良い食べ物があるのも分かってます。しかし、あそこには「笑顔」がある。先日も書いた「文化」があるような気がする。だからね、たまに、そんな笑顔が見たくなってマックへ行っちゃうんです。そういえばみかづきのイタリアンも久しく食べてないな。今度ジャンクフードツアーでもやってみるか。

「Inspection!」 


BMWって、レベルメーターみたいなのがついてる。これは「サービスインターバル・インジケーター」といって、オイル交換や点検の時期を表示するものだ。エンジンを始動する度に表示される。だんだんランプが一つづつ消灯していき、仕舞いにはこんな表示になる。       私の乗り方だと、大体12,000km毎にオイル交換となる。ガソリンスタンドや、その辺の適当なディーラーでは「オイルはこまめに3,000kmで交換して下さい!」とかいい加減な事を言うけど、BMWはそんな必要ないもんね。私の乗ってるモデルから、1,000km点検もなくなった。エンジンには寿命よりも長く持つカーボンコーティングが施してある。なんでもエンジンオイルを抜いた状態でも、他の車のエンジンの摩擦係数より少ないそうだ。ユーザーにメンテナンスコストの負担が少しでも少なくなるようにとの事。ドイツでは、この技術により、潤滑油が年に数十億円節約されてる凄い技術らしい。

2005年7月19日火曜日

「結婚式」 

久しぶりに披露宴に呼ばれました。会場は、新潟歴史博物館敷地内にあるカーブドッチ。旧第四銀行住吉町支店を移築したものだ。               
大正ロマンが漂うこの建築物は、なんともレトロな良い感じ。目の前は新潟港で、停泊している佐渡汽船や朱鷺メッセが綺麗にライトアップされている。新婦の方が友人なんだけど、結構式に漕ぎ着けるまでなんだかんだ言ってたので、「打ち合わせや段取りから結婚式は始まってるんだから楽しんだら?」とアドバイスしたのだった。彼女は、フラダンスやハワイアンキルトの講師をしている。なので、お色直し後はアロハを着て現れた。会場もドレスコードはカジュアル又はアロハ。        
酒の席でのお約束でお行儀の悪い酔っ払いがいたのは少々頂けなかったが、それでも結婚式って良い物です。集まった人たちが皆、二人の新しい出発を祝ってる。そんな祝福に満ちた雰囲気が好きなんです。最近では費用が掛かる結婚式を簡単に入籍だけや内輪だけで済ませる人が多いけど、私の知ってる限りじゃ、これまた簡単に別れちゃうんだよね。やっぱり後に引けない決意表明って必要なんじゃないかな。でなければ、もしくは無駄な習慣だったら、世界中の民族がこんな儀式をとっくの昔に辞めてる事だろう。祝福に対するお返しは、幸せになること。そして続ける事。どうぞお幸せに!

2005年7月13日水曜日

「夏祭り」


毎年7月13日は、家のそばの淡島神社を祭る日だ。何の祭りかは未だに詳しく知らないけど、豊作祈願かなんかだろう。家の前の通りには露店が並ぶ。普段では絶対にありえない人ごみが出来上がる。息子は、普段おもちゃ屋さんに頻繁に出入りしてるだけあって、あんまり欲しがらない。駄々をこねて困らせる事もない。それでも、暗闇に裸電球で照らし出された品々は、つまらない物でも心をワクワクさせるだけのパワーを持ってる事は確かなようだ。価格は市価の50%増し。不景気な事もあってか、在庫の品々も痛んでる。売れないんだろうなぁ。でも、大切なのは「夢」を買ったという事。思い出を買ってきたんだよね。今でも、あの灯かりを見ると、この歳になってもワクワクしますもの・・・。

「とうとう」 

とうとうホンダNSXが生産中止だそうだ。なんでも新しい排気ガス規制に適合できないらしい。まあ、世の中、車なんて好きでもないのに必要だから乗ってる人が殆んどな訳だし、「走る」という本来の目的に特化した車は、肩身の狭い時代なんだろう。とか何とか言って、それでも次が出てくるのは、やはり純粋に目的を追求した車が美しいからではないかな。先日、広ボーのNSXを運転させてもらったけど、外観から来るイメージに反して何ともシンプルなのが潔かった。フィーリングは、以前妻が所有してたBeatにそっくり。ミッドシップで、アクセルを開くとエンジン音が背後から聞こえてくる。俊敏なレスポンス。クイックなハンドリング。本当に楽しい車だった。でも、毎日となると、どうしても敬遠しちゃうんだよね。で、BMWの走行距離がどんどん伸びていくと言う訳。最近流行のミニバンは大嫌い。日本人の嫌らしい所が全部出てる感じ。3列シートなんて年に何回使うんだ?その時の荷室は?でもそんなに積む物ないよね?普段は殆んど一人で乗るんでしょ?結局全てにおいて中途半端。全方位外交。でも、どんなことがあってもスポーツカーは、新しいテクノロジーを纏って現れるんだろうな。だって、速い車は例外なく美しいもの・・・。

2005年7月6日水曜日

「言葉の理解度」


先日、ある雑誌で犬の言葉の理解度について特集されてた。なんでも200種類くらいは聞き分けられるらしい。それにしても思ったより理解してるんだな。彼の一日は、朝の散歩から始まる。「お散歩?」なんて言おうものなら、もう大騒ぎ。登校する息子を途中まで見送って家に帰るというお決まりのコース。で、足を洗って朝ごはん。しかし、家族が揃わないと絶対に食べようとしない。「早く席に着いてよ!」とでも言いたげに吠える。まず爺ちゃん、私、そして妻からおこぼれをもらって「もうないよ!」と言われて初めてドッグフードを食べ始める。最近は、ちょっとバターがついた食パンの耳を投げてもらい、それをキャッチして食べる事にはまってる。でもまた中断。我が家では、食後にサプリメントを摂る習慣があり、お決まりの「ビタミン!」って言う声で「ワンッ!」とひと吼えして残りを慌てて食べ始める。それも毎日・・・。従って、サプリを切らしてると、彼の食事は完了しない。で、食べ終わったら「お口して玄関?お部屋?廊下?」と聞くと行きたい所を言った時に首を傾げる仕草をする。これはPugという犬種独特のようだ。お口とは、食後、口の周りを綺麗に拭き取る事。フードだらけになり、拭き取らないと炎症を起こしやすいから。で、ゴミ箱に拭き取った紙を捨てるのを見届けてご希望の行き先へ。これが毎朝の儀式。なので、誰かが食事を早く済ませて出掛けたりすると、食べなかったりする事も珍しくない。これじゃ当分旅行なんかには絶対に出掛けられない。息子とは、未だに順位争いを展開していて、突き飛ばして転ばせるなんて日常茶飯事。転ぶのはもちろん息子の方。息子が同じ気になって「ば~か!あっち行け!」なんて言うと、これまた分かってるらしくワンワン吠える。人間の言葉が話せたら何て言ってるんだろう?

「ちっちゃくてもいっちょまえ」


これは息子所有のミニギター。ちぃちゃくてもいっちょまえ。ちゃーんとハムバッカー1発と1Vol搭載。多分中国製なんだけど、昔々USAのどっかのメーカーが作ってたもののレプリカ。これを見て「おぉ!懐かしい!」と言ってしまった貴方は結構な年齢ですね(笑)。材質等詳細は不明ですが、ちゃ~んとトラスロッドも仕込まれています。但し、ペグが使い物になりませんし、フレットも擦り合わせしないと駄目でしょう。太目の弦を張ってますが、それでもテンションはユルユル。息子には、年末Charに会うまでにSmokyのイントロのキメ位覚えておこうねって吹き込んでます。どうなるんでしょう・・・。

2005年7月3日日曜日

「機嫌直してよ」

楽器も古くなってくると、取り扱いにも気を使う。長年愛用のこのStingRay。製造年が’82年だから、既に23年経ってる。丈夫なのがとりえだけど、鳴って来るほどに調整が必要というか愛情を求めてくる。まず、この時期の湿気。ラッカー塗装なのですぐにベタつく。ケースになんて絶対に入れて置けない。スタンドに立てかけて置いても痕が着く。従って壁に立てかけて置くしかない。弦を張り替えてみた。ありゃ?!モコモコなサウンド・・・。クリアでブライトなのが売りなのに(困)。どうやってもダメなので、憂鬱な気分でNetを検索。細かく探すとメンテナンスネタも結構な数がHitする。あったあった。結構自信たっぷりなコメントが・・・。中でも興味を引いたのが「ネジは力一杯締め付けないほうが良い。」と言うもの。えっ?!そうなの?眉唾だったけどPPのぶぎ兄さんもそう言ってたから試してみよう。  
     
ネジを少しだけ、ほんの少しだけ緩めてみる。恐る恐る・・・。低音弦側のNo.2を緩めてみる。おっ何かブライトな感じになった!高音弦側のNo.4を同じく緩めてみる。おおっ!こちらも同じ!!そういえば以前「なんだ緩んでるじゃない。」って増し締めした事があったっけ。締め付けトルクが重要なんだ。これば見っけもん情報だ。しかし、Netの悲しさ。それ以上は自分で試行錯誤するしかない。いい感じにはなったけど、後もう少し何とかならないかな・・・。






んっ!ブリッジは?オクターブピッチのネジが、ほんの少し緩んでるのを発見!これはしっかり締まってないと振動を吸収してしまう。するとどうでしょう!ブ~ンといつものご機嫌なサウンドが蘇りました。構造が単純なだけに、原因を突き止めるのが結構大変です。弦の張り方がちょっとでも手抜きだと途端にへそを曲げるジャジャ馬。でもアイシテマス。

2005年7月2日土曜日

「警告!!!」

楽器のメンテナンスねたです。先日のLiveで、リハを終えたバンドのギタリストが、おもむろにギターケースから取り出したスプレーをギターの指板に直接「シュー!」とやってた。
のスプレーとは昔からの定番商品「フィンガー・イーズ」これって大概の楽器店で「指板にシューっとひと吹き。」と売ってる。でもこれ厳密に言うと弦に対して塗布するもので、指板に噴いちゃいけない。見てるとローズウッドの指板のギターユーザーに多く見かける。本来ローズウッドって、汗を吸う性質を持ってる。だからいつも演奏しやすいはず。正しい使い方は布に少量吹き付けて弦だけ拭く。これが正解。直接弦に吹き付けただけでも一発でブライトさが失われます。解ってんのかな?








そんなことも知らずに拭きつけ続けた結果がこれ。
(私のじゃありません。画像は無断拝借しちゃいました)指板が油分でふやけてしまってフレットが浮いています。こんなになってしまっては打ち直しはもとより、再接着もできないでしょう。下の画像のように指板修正してフレットを打ち直しても、後から後から染み出してきます。(これも無断拝借)ホント言うとフィンガー・イーズなんて要らないの。乾拭きで充分なの。ギトギトのギターなんて気持ち悪い。弦が錆びるのも、指先が汗で滑りにくいのも緊張してるから。もっと言うとB郡ビタミンが不足してるから。疲労回復、エネルギー燃焼に不可欠なビタミンとして知られてるけど、精神状態に多大な影響を与えるビタミンである事を知ってます?正しい知識がないと愛用の楽器も、あなたの体も取り返しのつかない事になりますよ!

「良い出会いと予感」

何故か未だ工事は完了してない筈なのにADSL回線が復活してる。何故だ?まぁ、とってもありがたい話。で、忘れないうちに先日のLiveの話なんぞ。Liveというのは、必ずPAという音響設備を使って音を出す。全ての楽器の信号をそれぞれ調整卓(ミキサー)へ送り、整えて増幅し会場に設置したスピーカーから大音響が響くと言う仕掛けになってる。スタジオでリハーサルする時も、きっと一般の人から見れば結構な音量なんだろう。それでもフェイフェイは小さいほうだけど。どうやって音量を決定するかと言うと、ドラムに合わせる場合が多い。
しかし、これが現実と言うか本物の楽器達が奏でるサウンドだ。CDやラジオでは、本当の迫力は絶対に伝わってこない。作る方も別物として考えてるんですよ。もっとも最近、PAの音量は大きすぎる気もしますが・・・。意外なことに、我々演奏者は自分の演奏してる音を実際に聞くことはできない。勿論、ステージでは足元に「転がし」というフロアモニタースピーカーが「転がって」いる。しかし、これは演奏する際に他のメンバーの音や自分の音を返してもらって演奏しやすくする目的のもの。実際に会場でどのようなバランス・音色になってるかはPAオペレーターに一切をお任せする事になる。プロと違って大体のイベントの場合、複数のバンドが出演する場合が殆んどなので、恐らく彼らも大変だろう。リハーサルでは、僅か15~20分の時間でPAに対して要望を出し、モニターバランスに対してもいろいろお願いし、その上でステージで演奏する感覚を掴まなくちゃいけない。これはなかなかシビアな話になってくる。多くのバンドは「PAが○○だった。」とか「~だ。」とか言うが、私は個人的に余程の事がない限り一切注文はつけない。いや、つけなくなった。最終的な出音(でおと)を任せる以上、彼らを信頼する事にしてる。出音がイマイチなのは演奏する側の技量の問題な場合が多い。見ててがっかりするバンドが多い。ベースギターに関してだけでも、私よりハイパワーな楽器を使ってても音量を稼げてない。なのでアンプの音量を目一杯上げる。音がステージ上でまわる。これじゃ聞き取れない訳だ。挙句の果てに「モニターが聞こえない!」とくる。そうじゃない。あんたがちゃんと弾けてないだけ。しっかり弾けてこそ初めて音が「前に出てくる」。音量の問題じゃない。いかに楽器慣れしてるかと言う事。パワーとは音量じゃない。先日ひょんな事から新潟照明技研の林さんと言うオペレーターさんとMailをやり取りするようになった。大変腰の低い腕利きの彼。どうしてどうして彼を始めクルーの皆さんはなかなかの「ミュージシャン」だった。その場限りの付き合いが多いのに、こんな感じでコミュニケーションを取れたことがないので今後に期待してます。ご本人には断ってないけど、彼も○人目のフェイフェイメンバーですから(笑)。