2005年11月30日水曜日

「これって厄年?!」 

昨晩、寝付く頃になって背中にツッタたような痛みが走った。ストレッチしても全然直らない。かえって痛みが増してくる。隣で妻と息子はスヤスヤ寝てる。「こりゃやばいな・・。」瞬間的にそう思った。月末だし、イベント、レコーディング関連でやんなくちゃなんない事が山積みなのに。更に痛みは増してくる。陣痛ってこんな感じなのかな?もう息をしてても痛い。吸っても痛いし、吐いても痛い。息を止めても痛い。少しはマシだけど・・・でも当然苦しくなってくる。時計を見たら2:00だった。「救急車を呼ぼうかな。」真剣に考えた。でも電話まで辿り着けない。ヒキつるような痛みに加えて、腹部の筋肉が痙攣してる。結局そのまま寝てしまって、気が付けば5:50だった。一旦痛みの方は無くなって、ホッとした。今日は仕事の締切日だし、結構慌しくしてたら、そんな事はすっかり忘れてた。で、予約してた美容院で髪を切り、シャンプーしてる時に何と痛みが再発。マッサージしてもらうのが楽しみなんだけど、患部に響く。早々に切り上げて帰宅した。尋常じゃない痛みにのたうち周ってたら、妻が知り合いの医者に電話して診てもらうことになった。症状を言ったら、「ほぼ尿管結石で間違いないでしょうけど、念の為検査しましょう。」と、エコーをかけてもらう事になった。「料金は一緒ですから。」と関係の無い内臓まで診てもらった。どうやら脂肪肝だって。その他はキレイなもんですとお墨付きを頂く。で、腎臓を見たら、やはり左側が少し腫れてる。えぇ~これで少しなの?重症だと思った。採血され、点滴を受けた。生まれて初めての経験。約1時間、全然痛みは引かなかった。この病気、特効薬というものは無く、尿管に詰まった石が膀胱に落ちてしまうと、嘘のように痛みがなくなるんだそうで・・・。今、こうしてPCの前に座ってお茶をガブガブ飲みながら打ってるわけです。早く治んないかな・・・。

「インプレッション」

弦についてのインプレッションなんぞ。
楽器自体のセッティング以外に、その音色に与える影響がもっとも大きい弦。とは言っても、値段も高いし違う製品を試すのは結構勇気がいるので、なかなか試す機会がないのが難点。
しかし、楽器店で比較的確実の入手可能で現実的な価格のものと言う事になるとある程度絞り込まれてくる。そこで、今まで試した事のある物で、現在も入手可能な製品をご紹介。

・ダダリオEXL-170 
世界で最も有名なメーカー。20年前には地元の楽器店では取り扱ってなかった。ニッケル弦で、洋銀のような輝き。倍音が豊富でタッチ・サスティーン共に文句なし。定番です。しかし、ロットによって当たり外れがあるのが難点。

・アーニーボール
こちらもポピュラーなメーカー。ダダリオと人気を二分するのかな。ダダリオよりブライトな感じ。結構好きなんだけど、すぐに切れちゃうのが難点。実売価格も少し高め。

・エリクサー
「ナノウェブ」という極薄コーティングを施してあり、通常の弦に比べて長寿命をうたい文句にしてる。価格は普通の弦の倍ほどする。消耗品としては、とても買えたもんじゃないがモニターで1セット頂いて試してみた。コーティングのお陰でタッチは素晴らしい。しかし!音色がどうにもならない。Midが強すぎ、既に死んでる感じでスラップには使えませんでした。HPでの絶賛振りに期待度も高かったんだけどガッカリ。張り替えて30分後にはいつもの弦に交換しました。

・グレコ
意外に良いんです。音は少し腰がなくて細いんだけど、きれいに鳴ってくれます。価格が安いのも練習用としては学生時代の私には魅力でした。

・ロトサウンド
英国製のベース弦しか作ってないメーカー。昔は超高級弦でした。なんと1セット¥7,000!!!サウンドは最高でした。ジャズベにピッタリ。でもね、張ってから30分で死んでしまうので、あまりのコストパフォーマンスの低さに却下となってしまいました。最近では、随分安く売られてます。どうしたんでしょ?

・ヤマハ
昔はこれしかなかったと言ってもいい位だった。どの角度から比べてもフツーの弦。結構ブライトなんだけど、弦のキャラクターが強く出てた。販売価格も高めで、すぐに飽きちゃったな。

・DR
マーカス・ミラーで有名なメーカー。ステンレス弦なんだけど、例に漏れず指に食いつく。シャープでタイトなんだけど、倍音が少なすぎ。現在では製造中止のダダリオ・プリズムに比べると断然音が細い。で、すぐに切れちゃった。残念(古いですな)!¥4,980なり
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こうして振り返ってみると、私が選ぶ条件は「切れないこと」「ブライトさが長持ちする事」「手頃な価格」なようです。

2005年11月25日金曜日

「謎のメーカー」

レコーディングついでにヘッドフォンを買っちゃった。ホントは親分が持ってるようなSonyのちゃんとしたのが欲しかったんだけど、そんなに使う機会もないしとにかく安いものを!と言う基準で探してみた。ドラムの収録時に弦を買いに行った楽器店で「どんなのがあるのかな?」と探してたら、結構高いもんなんだねぇ・・・。2万とか3万とか手が出ませんわ(泣)。で、フッと隣を見ると¥1,980(税別)!という何とも財布に優しい価格の物を発見!「Neufone」聞いたことないなあ。一応カタログデータは問題なし。これってDJ用?まあ音が良いに越した事はないけど、聞こえりゃいいってのも本音。モデル名は「HX3000」。ある程度音量を上げると良いサウンドで聞くことが出来ます。とてもSonyの専用機には敵いませんが。よく見てみると、最近激安機材を次々とリリースしてるべリンガーと一部の部品を除き全く同じ!なるほど!そう言う事か。ディフュージョンブランドって訳ね。どうやら問屋も同じらしい。で、アンペグに繋いでみたら、どうやらアンプの方でアッテネーターが掛かってる設計らしく、音が小さい。ガックリ(泣)。でもPCで音源を再生する時には役立ちそうですよ。なかなかバカにしたもんじゃありません。最近、ストラップを物色してますが、なかなか良い物がありません。柔らかいグローブ革で細かく調整できるものはないかな・・・?

2005年11月24日木曜日

「キーボードのレコーディング開始」


昨日は荒れ気味のお天気。いよいよひろぼーの録音が開始だ。ちょっと遅れて会場入りしたら、既にサウンドチェックが始まってた。しかし、ひろぼーは「暑いから」と、いきなり上半身裸。気合い入りまくり(笑)。Y'sStuidioは、バリケードのようにキーボード達がセッティングされてる。ほぼ連日の作業にも拘らず、親分はいつもクール。レコーディングって、最初は最初で、後になれば後になったで大変だ。ドラムの直ちゃんは、クリック相手に手探りだったし、ベースの私は、それに音を重ねなくちゃなんない。万一ミスがあった場合、フレーズを変更するなどしてカバーする必要がある。ちょっとした事で、聞こえ方まで大きく変化してしまう。後半に録音する人ほど臨機応変な対応力を要求されるようだ。フェイフェイサウンドは、キーボードによる色彩感が大変重要なポジションを占めてる。少し変えただけで、その印象はガラリと変わっていく。昨日の仕上がりは2.5曲。経過が楽しみです!で、録音済みの音源を聞かせてもらったら、ベースが随分と前ノリに聞こえた。体調もあまり優れなかったんだけど、一気にダークな気分に・・・。同時進行で、YoppiiiとCDのデザインを行った。彼女はスケッチブックに色鉛筆とクレヨンでせっせと書いていた。私は、ひろぼーのPCでデザインを組み合わせる。マウスが無かったので神経衰弱状態(困)。悪くは無いんだけどパッとしないなあ・・・。今回はできるだけ沢山数多く用意して選択できるようにしよう。で、気になって仕方なかった「I can do it!」のベース。親分にお願いして差し替えに再挑戦。疲れてたでしょうに迷惑かけます。結果としては、先日のグルーヴを上回る事は出来ずに不採用となった。プロデューサーの意見を信頼するとしよう。うぅ・・・。

2005年11月21日月曜日

「新たなゲスト」

昨晩はレコーディング明けのリハだった。楽器店に用事があったので、スタジオには随分早く到着してしまった。このスタジオは随分と流行ってるようだ。実にいろんなスタイルのバンドがいるもんだ。1番多いのがパンクかな?結構年配の方もいる。アイドル気取りの(完全なる勘違い)女の子もいる。みんなそれぞれ楽しんでるようだ。ここのロビーの雰囲気が好きなんだよね。とっても寒かったので、備え付けのポットに入ったお茶を啜ってメンバーの到着を待った。で、最初の到着したのはキーボードのひろぼー。来週イベント関係者の顔合わせをするんだけど、その会場選びをしてた。さすが、開始時間5分前にはほぼ全員揃ってた。あれこれ雑談しながら手際よく楽器がセッティングされていく。レコーディングでリズムセクションを整理した後なので、今回はスッキリとしたアンサンブルになるかな?ちょっと実際に音を出すまでワクワクする。セッティングが終わったメンバーが音を出し始める。直ちゃんが「Be Good!」を叩き始める。私もそれに合わせて、例の「ルーズバージョン」で応えてみる。そこにギター、キーボードが重なる。おぉ!やっぱりいい感じ!良かった~♪で、今回はひろぼーのお友達が見学しに来るらしい。スコットランド出身の男性だって。暫らくすると彼はやってきた。トランペットをやってると聞いてたが、なんと楽器持参!なんだやる気満々なんじゃん(笑)。聞けばファンクが大好きだとか。自信がなきゃ持って来ないよね。このバンド、人を引きずりこむのがとっても上手(笑)。Saxの加藤さんのときもそう。パッと打ち合わせて何とソロをアドリブで吹かせてしまった。26歳の彼、なかなかやるじゃん。「あのね、このバンドは気が付くとサイトのメンバー紹介ページにUPされちゃうんだよ。」と通訳してもらう。笑ってたけど、すかさず写真をパチリ!これで決定だね。Mr.クリス、これからよろしく!           今回は吉田さんとひろぼーが収録日程を親分と調整してる。予定はずれ込んではいないけど、本番に向けてのリハもやらなきゃなんない。タイトなスケジュールである事に変わりはない。<やるべきこと>・収録 ①キーボード ②ギター ③Sax ④コーラス ⑤ボーカル・マスタリング・ジャケットデザイン・CD生産・Liveに向けてのリハーサル(パフォーマンスや進行、衣装など)デザインから手をつけるか。もう手分けしなくちゃとてもこなせる余裕はない。結束力はまだまだ試される・・・。

2005年11月20日日曜日

「ひとまず完了!」 


ベースパートの収録も、いよいよ佳境に入って来ました。今晩は最終日。今回収録する曲目の中で1番の難関「Be Good!」が残ってる。フェイスtoフェイスと言うバンドの曲は、ボトムを効かせる為にドラムとベースがシンクロしてるアレンジが殆んど。これで迫力が出てる訳で、最近のバンドではまり聴かれなくなった感じがする。で、最後の気合いを入れてトライしてみる。しかし、作業は難航する。1番最後にしたのは1番難易度の高い曲だったから。やはりレコーディングと言う場面になると、未熟な演奏技術が露呈してしまう。一時は「この曲、いっその事アルバムに最悪入れないという選択肢もあるよね・・・。」なんて弱気にもなった。どうしても直ちゃんのドラムと「気」が一致させられない。親分が「今更ベースのフレーズを換えるなんて出来ないよねぇ?」と言った。これがヒントになった。換えたと言ってもほんの少しなんだけど、その効果は大きかった。今までのカチッとした感じから、ちょっとルーズな泥臭い感じを狙ってみた。「軽く録ってみようよ。」と流してみる。これが何とも気持ちよく進行したのだった。早速プレイバックして聞いてみる。うん!少しミスタッチはあるけど結構良い雰囲気。同じニュアンスで、もう1回録ってみたけど2度とあの感じは出ないのだった。浮かんだばかりのフレーズで、弾き慣れてない事から来るルーズさが偶然を生んだ。そう、まさに奇跡のテイク。収録の最後を上手く飾れたかな?今回の曲の中で1番グルーヴが良いかも知れない。と言う訳で、ベースの収録は4夜で無事完了!今回のレコーディングではMoonJB-205HSを使用した。メーカーで再セットアップ後、自分で調整したこのベースは、抜群の安定感で応えてくれた。ホントはMusicmanも使って、雰囲気に合う方のテイクで行こう!なんて言ってたけど、サウンドが1発で決まると言うのも重要ですね。今思うと、「I can do it」「Be Good!」の2曲は旧アルバムからのリメイク。繰り出すフレーズもMusicmanだから生まれたものだった。その楽器に弾かされてる演奏ってあるんです。その重さ、弦のテンション、弦高、ネックの形状、音色、楽器との慣れ等、いろんな要素が重なって生まれたものだ。あれから数年経って、楽器が変わっただけじゃなく、曲自体も進化してる。新しいニュアンスが必要だったんだ。Moonが手元に来てから約1年が経つけど、ようやく自分のものになった気がする。今、演奏を終えたばかりのベースは、まだ火照ってるように見える。お疲れさん!お陰で良い演奏が録れたよ。

2005年11月17日木曜日

「グルーヴ!」


レコーディングにおいてグルーヴを醸し出すのはベースの役割だと思ってる。レコーディング=記録として残す訳だから、やはりその時点でベストと思える納得のいくものにしたい。優れたベーシストはグルーヴをコントロールする。リズムの取り方は人によって、ジャンルによって異なる。またそれが欠かせない特徴となる。機械に合わせるのはある程度楽だ。所謂ジャストだから。この場合、完全にベーシスト次第でグルーヴが生まれる。上手いベーシストは1拍が長く取れる。タイミングと言うのも色々あって、「前ノリ」だとスピード感に溢れた感じ。Jazzなんかそうだ。「後ノリ」だとヘビーな雰囲気。でもテンポ自体は変わらない。走ったりもたついたりとは別の話。ベーシストは、一緒に演るドラマーによって、この辺を変幻自在に操らなくちゃいけない。さて、今晩もレコーディングの続きがある。残りあと5曲。タイミングを外さないために、ヘッドフォンから聞こえてくる「刻々と変化する生身の人間のノリ」に合わせてたらグルーヴは生まれてこない。直ちゃんが繰り出す「気」を自分の「気」と一致させる必要がある。素晴らしいグルーヴが得られた時、それがベーシストとしての醍醐味が感じられる瞬間なんだよね。

2005年11月16日水曜日

「さぁ!ハリキッていこう!!」


さぁ!今日からベースの収録だ。さっと仕事を済ませて早速取り掛かろう。まずは軽く流してみよう。・・・ん!?あれあれ微妙に揺れてる。今朝の地震じゃなくてリズムが(泣)。やっぱり予想通り何コーラス目の何拍目が少しだけ前or後ろにずれてるかを把握するところから始めなくちゃなんない。か~困った困った。しかも気合いが入ってる分、緊張もしてる。いつもやってるあれ程練習した曲なのに・・・。クリック相手だと2~3テイクでOKだった事が通用しない。まあ、人間相手だからしょうがないと。しかし、目の前に本人がいるわけでもなく、直ちゃんをイメージしながら必死にタイミングを追いかけた。軽くOKを出せると思った「春風」に1時間半も掛かってしまった。こりゃ終わんないぞ?!次は?え~い元気の良い曲でいっちゃえ!「Passion!」だ!うわ~これまた揺れてる!何度やっても納得行かない。苦肉の策でパンチインを試みた。しかし、明らかに違和感がある。ダメダメ!やっぱり最初っからもう一回やらせて。親分は、とっても気の長い人。段々申し訳なくなってくる。「演奏が疲れてきたね。」と言われたテイクを聞き返してみた。あまりにジャストタイミングを狙いすぎて重くなったかな?更にもう1テイク。でもうひとつテイクを重ねた。ん~限界か?ん?待てよ、ガイドのクリックに合わせたキーボードを消してみて!あっ何とかタイミングは合ってる!良かった~♪本日はここまで。「Passion!」だけで何と5テイク。無事仮釈放(笑)。残すは後5曲。

2005年11月15日火曜日

「怒涛の・・・。」


昨日はDr.収録2日目。楽器の中でも1番録音に手間が掛かる。なるべく早く始めたかったから、出発は早朝になった。何と7:15!道中、関係ない話で親分と盛り上がったけど、内心「大丈夫。何とかなる。」「でも大丈夫かな?」と正直揺れてたのも事実。久しぶりに月曜朝の通勤渋滞に巻き込まれたが、予定より30分遅れで会場に到着。直ちゃんはもう準備を始めてる。みんなでせっせと機材を搬入した。2度目なのでテキパキとセッティングは進んだ。親分は、前回の収録での改善点をチェックしてる。10:00サウンドチェック開始。何とかOKが出た頃に、突然ブレーカーが落ちた。真っ暗闇の中、携帯電話のライトでブレーカーを探して何とか復帰。でもセッティングはやり直しに(泣)。12:00録音開始。直ちゃんは、相当周到に準備してきたようだ。セットリストも書いてある。でも、前回1曲もOKテイクが録れなかったので残り7曲。約1時間に1曲のペースで録らなければいけない計算になる。心配して気を揉んでても何の役にも立たないので、近所の楽器店に弦を買いに行った。懲りもせずまたダダリオを(笑)。帰りに昼の弁当も買っていこう。Yoppiiiに付き合ってもらった。外は結構な雨が降ってる。で、帰ってきたところで収録開始!1曲目~2曲目、早めにOKテイクが録れた。プレッシャーが取れたところで、もう1テイク。よし!OK!3曲目。キックが足の筋力を酷使する難関の曲。1~2テイク録れた。けれども惜しいところでミスタッチが・・・。直ちゃんは、この時ちょっとだけ弱気になったけど、「大丈夫!もう1テイク行って見よう!」と押し切ってしまった。奮起する直ちゃんを固唾を呑んで見守った。OK!思わず、「良いんじゃない?」って言ったらまだ余韻を録音中だった。プレイバックしてみたら声が入ってなかった。ホッ。ここからは怒涛の収録。なんとテイク1でOKが出る始末。流石だね!きっと自信も付いたでしょう。最後は、最新の曲「History」。まだ1回も皆で合わせてない。これも数テイクでOKが出た。なんと言うことでしょう!6:15には収録が完了!まさに「今日1日で完了します。」という宣言通りの結果だった。先週の帰り道とは大違いの心地よい疲労感。身体は芯まで完全に冷え切ってたけど、何と言う充実感。さあ、これからベースの番だ。録り直しのきかない収録が終わった今、最高のグルーブで応えたいと思う。なんか素晴らしい作品になりそうな予感。なんたってフェイスtoフェイス結成10周年記念作品だもんね。

2005年11月13日日曜日

「怒!」

明日はドラムの収録第2弾。真剣勝負の1日だ。これ以上もたついてなんかいられない。それはそうと人の事ばかり心配してられない。明日はわが身・・・。早速ストックしておいた弦に交換しておこう。もう20年近く愛用してるダダリオ。一番しっくりと来るんだけど、最近当たりが悪い。死んでるなら、いっその事クレームでも付けられるんだけど、レゾナンスが悪い。音がキレイに減衰していかない。ちょっと前にも書いたけど、交換する度に悩まされる。今回はセッティングを変えても駄目だ。張り替えてペグを巻き上げていく。ギョ~ンと行けばいいんだけど、もうこの瞬間から抜けてない。一気にブルーな気分に。明らかに捩れ切ってる。こうなるとどうあがいても無駄なようです。2セットパックで買った両方とも同じ。きっとロット毎ダメなんでしょう。きつく巻き過ぎだって。解いた時巻き癖付いてるもん。責任者出て来い!高け~んだぞベース弦は。

2005年11月11日金曜日

「デザインって」


とにかく出来る事から始めないと。親分が制作に掛かりっきりになっちゃうので、少しでも他の事は手を付けておこう。で、ジャケットと盤のデザインをどうするか。普段はあんまり気にしてみてないけど、いざ自分のバンドのデザインとなるとなかなか浮かばない。前回は私の独断で決定しちゃったけど、今回のアルバムは比較にならないほど多くの人に聞いてもらいたい。当然納得のいくものにしたくなる。で、パソコンと睨めっこ。まずは盤のデザイン。単色で行ったほうが良いかな?フォントの色と種類は?少しの事で全く受ける印象が変わってくる。んん~・・・。これ以上はひろぼーと相談。バンド内でデザインコンペでもするか?大まかなアイディアは決まった。まず、ライナーは印刷代がかけられないのでCDに一緒に焼く事に。HTMLで画像も入れて。パソコンを持ってる人は、そんなところも楽しめるようにと。親分は原稿も書かなくっちゃいけなくなるんだ。変わってあげたいけどこればっかりはね。それはそうと、もう1曲新しい曲を覚えなくちゃいけないんだった・・・。

2005年11月9日水曜日

「何じゃこりゃ?!」


恒例の楽器フェア。昔1回だけ行った事がある。もう万国博覧会って感じで、見渡すと、そこかしこで有名ミュージシャンがデモ演奏してたり試奏してる。楽器よりも見応えあったりして(笑)。カタログをいっぱいもらって帰ってきたっけ・・・。私が長年愛用してるMusicMan。何か変なNewモデルを出品してたようです。最新モデルBongoのピックアップを2つも搭載したモデル。きっと一般発売するなこりゃ。でも何だかパッとしないなぁ。ハッキリ言ってカッコ悪い!既にアトリエZがモディファイでやっちゃってるのに・・・。いっその事セイバーを再発売すればいいのに。そしたら買っちゃうよ。カッコいいのも性能のうちだってば。

2005年11月7日月曜日

「レコーディング第一弾」


今日はレコーディング初日。朝早くから準備に取り掛かった。会場は、新潟市内某ライブスポットを借りる事が出来た。予想外の大荷物をせっせと運び込んで慌しくセッティング。親分がしっかりと段取りをくんでいたので、順調に進んだけど、それでもスタンバイできる頃には昼を周ってた。今日はレコーディングの最初の難関「ドラムの録音」。エレクトリック楽器はラインで信号を送る事ができるので自宅でも録音可能だが、ドラムばかりはそういう訳に行かない。なので、時間と技量、納得の戦いとなる。録れた音は、まだEQ調整する前の音だけど、借りてきたマイクがなかなか高性能なのでいい感じ。しかし、クリックに合わせて演奏するとなかなかOKテイクが録れない。一瞬のミスも許されないから大変です。あれほど練習して細かい部分を詰めたはずなのに、お互いの「間」の取り方が若干でも異なると、途端にそれが顕わになってしまう。完成度の高さを求めるならベースは全部差し替えだろうな。とにかくこの作業を何とかクリアしないと。来週もう1日で終わるかなぁ。これさえ終われば・・・。

2005年11月5日土曜日

「アフターフォロー」


今日の夜はスタジオでリハがある。月曜にはいよいよレコーディングがスタートするので、そろそろ弦でも交換しようか。最近になって、弦の交換もなかなかシビアな事になって悩まされてる。弦楽器である以上、弾いた瞬間からきれいに減衰してもらわなくちゃ困るんだけど、なかなかそうは行かない場合が多い。弦には、ブリッジで止める方にボールエンドという真鍮でできたボールがついてるんだけど、どうやらこの向きは結構重要なようだ。どんなに捩じれないように注意深く弦を張っても、ボールエンドが縦になるようにしないとレゾナンスがおかしくなる。StingRayも同様。しかも不思議な事に4弦のみに現れる症状だ。解決したから良い様な物の、原因は未だ不明(謎)。これではポンと張り替えてパッと弾くなんてできないな。今朝、Moonギターズの山崎さんからMailが届いた。その後の経過を心配していただいてる。有り難い事です。早速現状報告しました。セッティングの画像も添付して。同様の症状のお客さんが来た時にお役立て下さい。地元ではこう言ったビルダーなど居る筈もなく、愛器のメンテナンスは自分でやらざるを得ない。もし近所だったら毎日通いつめて「あ~でもない。こ~でもない。」とやっちゃうんだろうな。きっと迷惑をかける事でしょう(笑)。って書き込みをしてる間に山崎さんから返信が来ました。「ひとまずホッとしております。」と。血が通った仕事されてますねぇ・・・。

2005年11月2日水曜日

「レコーディングのリハ」  


昨日は親分宅で録りのリハをやった。正確に言うと録音時にドラマーがモニターする音源のベースパートを差し替えた。まずはファーストテイクを録る前に軽く感覚を掴むために流してみた。実に1年以上やってなかったのですっかり感覚がマヒしてた。弾いてる時は気持ち良いんだけど、微妙にタイムが前に行ったり後ろに行ったり・・・。親分に「コンプ外して!」「音量上げて!」と次々にお願い。親分は嫌な顔一つせずに・・・。こう言うのって当日の体調にもよるんだよね。なかなか1拍が長く取れない。原因は仕事の月末締めが長引いた事による寝不足か?夜中の2時過ぎに何とかOKテイクが録れた。フェイフェイのベースパートは結構難しい。親分はベーシストでもあり凝ったフレーズを持ってくる。彼はご存知の通り長身(190cm近い)なので、当然手も大きく指も長い。それを私のこの「もみじの手」でやろうとすると負担も大きいんですわ(泣)。グルーヴを出すためには、普段使わない部分で弦を押さえなくちゃなんない。お陰で、左手小指の変な部分に水脹れができましたよ。どうせドラム収録後に差し替えるから、そんなにムキにならなくても良かったんだけど。週末にはリハが控えてるので、まずは痛めた指の回復が最優先。ちょっと練習はお休み。でも、そうすると鈍るんだよね・・・。家に帰ってきてStingRayを手入れしてたら、すっごく鳴ってた。もっと弾いてよとでも言いたそう。