2006年8月29日火曜日

「新たな試行」

ブログ友達のマチャさんに勧められて、弦の巻き数を変えてみることにしました。
通常、私は弦を切らずにキッチリ巻き上げる事にしてました。あれだけ太いのに、結構繊細なんです。勧められた理由は「低音が充実する。」と言うものでした。しかし、Mixiなんかでは、「弦が長持ちしてサウンドがブライトになる。」なんて書き込みもあったりして・・・。ま、どっちに転んでも試す価値はありそう。
StingRayのポスト(弦を巻きつけるところ)は、テーパー状になってて弦を下に向かってキッチリと巻きつけられるようになっている。が、その反面、装着時には弦を切断しないといけない。Fenderタイプのものは、筒状なので大抵のメーカーは、そのまま装着できる。巻きつける数は、3,4弦で3.5~4巻位になる。こうする事によって、ナットの部分で充分に角度が付き、しっかりとテンションが確保できる。今回は2.5巻にしてみた。
理屈としては、ポスト~ナットの部分は振動してはいけない部分。もし振動してたら、確実にエネルギーロスの原因になります。と言う事は、影響があってはいけないはず・・・・。で、結果としてどうなったか?
弦の当たり外れもあるので、数回試して見ないと何とも言えませんが、相反する効果が同時に得られた感じです。まず、音の伸びは良くなった。ナットへの角度についてはポストの下に向かってキッチリ巻き付ければ良いんだし、質量の問題なのかな?トーンはと言うと・・・よりブライトになりました。どうしよマチャさん(笑)。鳴りも良くなったようです。そう言う意味では低音も良く出ています。嬉しい誤算なんですが、後はどれだけこの状態が維持できるかですね。気候や練習頻度にも左右されるんでしょうけど、こんな事で本当にサウンドが変化するとしたら、結構衝撃的発見です。弦のバラつきじゃない事を祈りつつ・・・・。

2006年8月28日月曜日

お手入れはこれで

最近お友達が増えまして、ネタが被らないようにするのが大変(笑)。

で、先を越される前にこのネタをいっちゃえ!って事で、お手入れ編です。基本的にはクロスで乾拭きを。でも落とし切れない時はケミカル用品に頼る事になります。しかし、カーケミカルと一緒で怪しい物が沢山あるのもこれまた事実。いろいろ試した結果、手元に残ってる物を紹介しましょうか。

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<D'Andrea GuitarPolish>

これは、ハードオフで偶然見つけた物。これに出会うまでは全く見かけないメーカーだったけど、調べてみたら日本のピックボーイくらい有名なブランドだったんですね。しかし、楽器店ではあまり見かけないと言う不思議な物。使い心地ですが、ラッカーフィニッシュのStingRayに使っても全く問題なし。拭き取りも簡単でベタつかず快適な使用感です。当然注意書きはすべて英語なので、何を書いてあるかはサッパリ判りません。


<D'Andrea LemonOil>
ローズウッドやエボニー指板は、汚れ落としと保湿の為にこう言ったオイルでのお手入れが必要なんだそうで。今まで使った事はありませんでしたが、上のポリッシュと一緒に買っちゃいました。いかにもケミカル用品!って香りがします。ティッシュで薄く塗り伸ばし、暫くしてから拭き取ります。汚れは大して落ちませんが、艶は出ます。きっと塗り過ぎも良くないんでしょう。

<Dr.Duck AXWAX>
「楽器のあらゆる部分に使えます」と言う割りに、どこに使ってもイマイチな商品。アトリエZのHPで、指板Oilとして使っていると書いてありましたが、怖くて使えません。ラッカーフィニッシュ対応とありますが、絶対に使ってはいけません。曇ります。

<Soft99 NeoPolish>
現在では廃盤のピアノ用ポリッシュ。これ以外と良かったんです。均一に伸ばしにくいのが難点ですが、仕上がりは良好。以前勤めていた楽器店に置いてあったもの。長期在庫品だったのかな?これまたギターを売っている楽器店では滅多に見かけません。
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共通する使い方の鉄則は、「直接付けない事」です。必ずクロスにつけてから薄く塗り伸ばし、すぐに綺麗な面で拭き取ります。放置してからでは拭き取りが大変です。こっそりお知らせしますが、ラッカーフィニッシュで白濁してしまった物でもD'Andreaのポリッシュで綺麗になりました。困ってる方は一度お試しあれ(目立たないところで確認してから自己責任でお願いします)!

2006年8月27日日曜日

「本日より」


本日よりフェイスtoフェイスのアルバム「History」をWeb配信にて販売を開始致します!これは、お付き合いのあるバンド「はにわエクスタシー」の方から教えて頂きました。で、何とかかんとかUp完了!1曲¥150です。試聴も可能ですので是非お越し下さいね。いろんな音源がUpされていますが、PRはもう少し工夫が必要かな・・・。http://music-baz.jp/artist.php?bid=677

2006年8月22日火曜日

「なんだそりゃ?!」  

先日、ある研修会に参加した。大変有意義な時間を過ごす事が出来ましたが、企業姿勢についてのお話は面白い話が多かったなあ・・・。その時に出た話で、○ントリーの「燃焼○アミ○式」と言う製品のCMが、CM大賞を受賞したそうな。確か、「♪そんな運動し~なくても~♪」ってやつ。誰だって「ああ、あれを飲めば大した運動なんかしなくても脂肪が燃えるんだ。」と思いますよね?しかし、メーカーのコメントは「そのような事は一切申し上げておりません。燃焼とは”毎日を完全燃焼して欲しい”との意味を込めております。」だと。あと、DA○ARAと言うスポーツ飲料。これも同じメーカー。キョンキョンが「私の中の良からぬものが~♪ジョジョビジョヴァー~♪」とやって、これもHitしたらしい。ここで言う「良からぬもの」とは、憂鬱な気分なんだって。決してデトックス効果があるなどと一切言っていませんとは広報部のコメント。一体全体どうなってんのよ?消費者も賢くないとね。でも、ここまで見事にやってくれると、拍手を送りたくもなります。

2006年8月16日水曜日

今日は初めてぐるまんさんが我が家へ遊びに来てくれました♪勿論ピカピカのM245を携えて。お土産に彼がオーナーをやっているレストランのケーキまで頂いちゃいました。ご馳走様!で、私のMoonとご対面&インプレッションなんぞ報告したいと思います。このM245はカスタム仕様で、通常のクリアピックガード&コンパネではなく、3プライピックガード&メタルコンパネ。以前から目をつけてたんですよね。絶対にこっちの方がカッコイイって。これはオーダーしたもので、アッシュの木目も最近のZにしては珍しく綺麗な木目。うっとりします。どんな木目の物が届くかは、開けてみるまで判らないそうで・・・。我が子を見るようなぐるまんさんの顔は緩みっぱなし(笑)まず、持った瞬間に「あ!このネック相当剛性感があるな。」と理解できました。Moonよりもゴツい感じで、幾分太め。弾いてみると、やはりそこら辺の「なんちゃってJB」とは全然違う。長年やってると、こう言うのって持った瞬間に判っちゃいます。先ずは生音(アンプに通さない状態)では、Midが強めに出ています。エボニー指板のMoonがカッキ-ン!と言う感じなら、M245はズビーンって感じ。コントロールはTreもBaもブーストOnly。パッシブでのサウンドは、意外にも素直なJBサウンドでした。似たようなプリアンプ(どちらもバルトリーニで、M245がXTCTでMidカットが500hz、MoonがNTCTでMidカット400hz。どちらもTre4khz、Ba30hz)でも、配線方法は異なります。M245はハンドアースに頼る印象(手を離すとノイズが出る)な反面、片方のVolを絞った場合のハムノイズは少なめ。Moonは手を離しても全く無音なのに対し、片方のVolを絞った時のハムノイズは大き目。こんな所の違いが面白かったりします。で、アンプに通して鳴らしてみると、Moonよりも断然高域に艶があります。中域はJB特有の癖が良く出ていて、生音の影響をはっきりと感じました。

この2本は、指板が異なる事以外は対した違いが無いんですが、個性はハッキリと違いますね。フレットの端は綺麗な球面上に仕上げられていて、ジャンボフレットにも拘らず、その太さを感じさせない仕上がりでした。こう言う手の込んだ仕上げは量産モデルでは全く期待できません。しかし、私にとっては弦高が高くて少々弾き難いセッティングになってました。ご自宅でアンプを鳴らせないらしく、ローアクションの特長が故のフレットノイズを嫌って上げてあったんですね。でも、良く見るとネックも順反りしてます。普通はこれ位反ってると音の伸びも鈍るんですが、流石M245ですね。ここで、ぐるまんさんに今一度弾いた感じを覚えておいてもらってネックを調整させてもらいました。アトリエZって、調整用のレンチは付属しないんだって。我が家にあった5mmの6角レンチで30度ほど締めました。これで弦高を下げると、もっと倍音が増えて私好みのサウンドに(笑)。で、再び弾いてもらうと明らかにネックを修正した分だけ弦高が下がって音が変化しました。これでグッと弾きやすくもなったと思います。彼は、本職はドラマーなのにギターやベースもこなされます。実際に目の前で弾いてる所を拝見しましたが、中々の腕前。ドラマーなだけあって、粒立ちがハッキリした弾き方でした。で、こんなに良い楽器を弾いちゃたら・・・ずるいよ(笑)。過去に所有されていた楽器を聞いたら成る程納得でしたけど。研究熱心な方です。機会があったら、是非再度お手合わせ願いたいものです。ブログを拝見してると、とにかく頻繁に楽器屋へ通ってると思ったら、ご自宅から歩いていける距離なんですね。どーりでね(笑)。楽器好き同士の楽しい会話は尽きる事が無くて・・・。また遊んでください!

2006年8月15日火曜日

「じっくりと」

世間はお盆休み。そう言えば、最近になって私のブログには多くの方が訪れて下さる様になり、何名の方とはやり取りまでさせてもらえるようになった。流石に「濃い」方ばかり(笑)。不思議と私と同じ自営業の方が多い気がします。ま、自営業にも色々あるでしょうが、「これは少し時間が出来るかな?」と思ってたら息子が大騒ぎしててかえって大変だ。
で、世間の勢いを借りて時間を作りました。折角なのでオクターブピッチなんぞをじっくりと調整する事にしましたよ。弦楽器と言う物は厄介で、ただ単に音程を合わせても、ハイポジションで弾くと狂ってる事があるんです。なので、ブリッジサドルの位置を調整して、物理的な弦の長さを調整する必要があるんです。方法としては、チューニングメーターを使いながら12フレット上のハーモニクス音と実音を一致させます。

これが中々イライラする作業なんです。もう作業中は息を止めています(笑)。それ位集中力を求められます。弦と言うのは、厳密に言うとアタックの瞬間と減衰していく過程では音程が異なります。加えて押弦力でもシャープします。最小限の力でフレットを押さえて、指先で極軽く叩くだけで弾きます。この状態で計測してドライバーで少しずつ調整します。ダダリオの弦は捻れてる事が多いので、チューナーの針がフラフラして計測しにくいんです。息を止めてる時間も長くなるって訳です。随分と苦しい思いもしましたが(笑)、ようやく完了しました。前回のリペアでサドルの溝も切り直してもらったから必須の作業です。




これが調整前










で、調整後
4弦のサドルをかなり後退させました。画像で判りますか?他の調整で思ったより影響が大きいんですね。これでバッチリ!オーソドックスな調整方法ですが、これで合っていれば私的にはOKです。StingRayは1発で決まりますが、Moonはシビアな調整を要求されます。明日は、常連のぐるまんさんが購入したばかりのM245を持参して遊びに来られます。これまたじっくりと拝見させていただく事にしましょう。Moonとの違いなどレポートしようかな・・・。

2006年8月11日金曜日

「私にとって」

私にとって「弦を弾くと言う事」は、単に音楽を奏でる事以上の行為なんです。実は、今日ようやくバンマスである横内さん(親分)と再会できた。近所に住んでて何故?って、彼が闘病生活を送っていたから。中々こちらから連絡できなかったんです。現在のコンディションも分からないし、随分もどかしい想いもしてた。その瞬間は突然だった。いつものように夕方の散歩(犬の)に出かけようと、家を出た時だった。妻が「あ!横内さん!」と言った。前を見ると、その姿が。車から降りてきた彼は、以前から知ってるいつもの笑顔。思わず近づいていって手を差し出した。その手と硬い握手!長い間の事だったので、積もる話もあるけれど、そんな事はどうでも良い。こうして再会できただけで十分。3月にアルバムが完成してからと言うもの、彼は見る見る体調を崩して行った。私自身も仕事の環境の変化で苦悩の日が続いた。気持ちでしか心配できない事がもどかしかった。音楽活動も半年間停止したままだ。再びいつもの仲間でフェイフェイサウンドを奏でられる日が来る事を祈って・・・。

で、私がベースの弦を弾くと言う事は、単に演奏する事以上の大切な物なんです。誰とでも音が出せれば良いという簡単なもんじゃない。気に入った仲間といつものグルーヴ、ちょっと仕掛けると笑顔で返してくる直ちゃんのドラム、緻密な吉田さんのギター、色彩感のあるひろぼーの鍵盤、歌う様な加藤さんのSax、無くてはならないYoppiiiをリーダーとするコーラスのお三方。楽曲は緻密に計算されながらもシンプルな物。そこへ魂を搾り出すようなヴォーカルが乗る。そんな空間でベースを弾けるということは、言葉じゃなくて命のやり取りに似た感覚なんです。少し大袈裟かな?でもね、そんな感覚があるからいい加減な人とは一緒に演奏できないんです。中々得がたい環境ですからね、つい真剣になっちゃうんです。楽器について、色々セッティングに拘ったり薀蓄が多くなってしまうのも、真剣なコミュニケーションの為の「武器」ですから、私にとっては当然の事。で、今日の出来事は絶対に忘れない。この先どんな変化があっても受け入れられるでしょう。嬉しかったなぁ。

2006年8月7日月曜日

「80’s」

どうやら我々世代は完全にマーケティングターゲットにされてるらしい。と今更ながらに実感したのがこれ。トミカ(ミニカー)に仮面ライダーのベルト、食品にお菓子と数え上げたら限が無い。私たち世代には懐かしく、子供達には新しい。リアルタイムで買ってもらえなかった物でも、現在なら買える価格の物ばかり。「帰ってきた80’sヨーヨー&復刻ボトル」。最近では常識のペットボトルは便利だけど美味しく感じない。だって、冷たい飲み物はガラスじゃないと。プラスチック容器で普段は飲まないでしょ?やっぱりコーラはコンツァーボトルですよ。これを一人でラッパ飲みした時、「大人になったな」と思ったんですよ。それと、やってくれました。それはヨーヨー。右がチャレンジヨーヨーで、左がスーパーヨーヨー。断然スーパーヨーヨーが使い易かった。リアルタイムで流行ったのは小学5年だったか6年だったか・・・。休み時間の体育館は、誰も運動なんかしていない。み~んなヨーヨーの技を磨いていた。それ位流行ってたんです。休日となると、デパートでは、外人さんのヨーヨープレーヤーなる人がデモ演技を披露する。その後でコンテストが開催される。確か優勝すると、スペシャルヨーヨーがプレゼントされ、優勝者は他の子供達から羨望のまなざしを集めてたっけ・・・。例外なく私もハマりました。手にタコをつくって、額にぶつけてコブをつくって、それでも練習しました。何と言ってもヨーヨーと言う物は「紐」が重要なんです。近所のお店には、ジュースを買いに行くよりも、紐を買いに行く事が多かった。儲からない客だ(笑)。でも、ベースの弦を頻繁に交換する習慣は、この頃既に出来上がっていたのかも知れない・・・?

2006年8月6日日曜日

「へぇ~」

人間の欲望と言うのは、一体どこまで貪欲なんでしょう。MixiのNewsで「?!」なものを発見!
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曲からコード進行を“耳コピ”するソフト (ITmedia - 08月05日 20:25) 「コードが分かれば弾けるのに」という人に朗報。CDや曲ファイルからコード進行を自動検出する画期的なソフトを河合楽器が発売する。  河合楽器製作所は、音楽CDから曲のコード進行を自動検出できるPCソフト「バンドプロデューサー」を8月30日に発売する。「コードが分かれば演奏できるのに」という思いに応える画期的なソフトだとしている。1万9950円(税込み)。  音楽CDやWAVEファイルなどの音源からコード進行を検出し、表示する機能が最大の特徴。検出したコードは、楽曲と同時に聞きながら確認できるようになっている。マイク入力した鼻歌のメロディーにコードを付ける作曲支援機能も備えた。  検出したコードに合わせて演奏してくれる伴奏パターンを搭載し、セッションをマルチトラックレコーディング機能で録音することもできる。732音色と各種エフェクトを内蔵し、MIDIソフトとしても利用できる。写真と音楽を組み合わせたスライドショー作成機能や、CD・DVDへの保存機能も備えた。  対応OSはWindows 2000/XP。同社サイトで体験版を配布する予定。  同ソフトは、楽譜をスキャンして音データに変換する「スコアメーカー」に続く同社の「認識ソフト」第2弾。
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フェイフェイのキーボーディストひろぼーは耳コピが苦手。でも、これがあれば最強のツールになるかも。良かったね(笑)恐ろしく効率が上がるでしょうね。便利な世の中になったもんだ。しかし、あんまりやり過ぎると人間のイマジネーションが全く入り込む隙がなくなっちゃうね。あ、でも親分にも楽曲制作の味方になるかも。自分のバンドの楽曲分析に便利かな。パソコンに支配されそうだ・・・。

2006年8月3日木曜日

「生まれ変わった」

今日Moonが帰ってきた。何と約1ヶ月ぶりの再会だ。
心配だった修理箇所も確認しなくちゃ。と言う訳で、少しドキドキしながら梱包を解く。今日も暑かったし、箱も暖まってる・・・大丈夫かな?

案の定、ケースから出てきたベースは手垢だらけ。まず弦を外して綺麗にポリッシュで磨く。この状態で届いた方が、フェローの野沢さんの仕事が伝わってくるようだ。

まず、驚いたのが指板のクリーニング。一体どうやったらあんなに艶が出るんだろう?

次にフレットの擦り合わせ。初めてやってもらったけど、こんなに新品みたいになるんだ(驚)。その仕上がりの美しさに驚きました。これがプロの仕事なんだ。

もう弦の痕も綺麗に消えてピッカピカ。溜め息が出ます。それとナット交換。牛骨で作ってもらいましたが、溝の深さもバッチリ!

で、最後にBADASSⅡのサドル溝の切り込み調整。1弦の溝は思いっきり深くなってました。その他の溝も切り直してあった。これまた綺麗に仕上がってます。

弦を張り替えて音を出した瞬間、今まで抱えていた全てのウィークポイントが解消されてるのが判りました。チューニング時にサドルが鳴かなくなり、チューニングが安定すると共にイントネーションも改善されました。今まで中々オクターブピッチが合わなかったんです。それと4弦開放でうねりが消えていました。普通に弦を張っただけでこれまでが嘘のように綺麗なサスティーンが。やっぱりサドルが原因だったのか・・・。レスポンスが良いだけに、セッティングもシビアです。でも、剃刀に様な反応を示すこのMoon。暫く止められそうにありません。現在ベースの購入を検討されてる皆さん!ここのベースお勧めしますよ。アフターまで考えると、過去にここまでの対応をしてくれるところを私は他に知りません。「一流」ってこう言うことをいうんですね。一日も早くフェイフェイを再開したいところです。Moonも大きなアンプで鳴りたがってるよ!

2006年8月1日火曜日


まだMoonのJBが帰ってこない(泣)。実は、ずっとPGMに預けてあって、納期が見えないことからワークショップ・フェローへ転送される事になったようだ。以前の再セットアップも、ここの作業だった。電話での打ち合わせは歯痒い物です。今日中には納期が判明するかな?そんな訳で、Moonの社長さんとここのところ直接話す機会が多いので、ついでに色々聞いてみた。MoonってPGMで製造してるのは知ってたけど、あそこって元々はMoonから独立した製造部門だったはず。しかし、色々事情があったらしく現在ではヴァンザントに掛かりっきりの様だ。となると、Moonと言うのはメーカーではなくてブランドですね。ヴァンザントは元々ピックアップメーカーなんだけど、楽器本体もやりたいとの事で、PGMに白羽の矢が立ったらしい。ここでは、ベースもやってるが、圧倒的にギターの注文が多いんだって。ギターは仕様が細かくて、制作に時間が掛かるとの事。それをたったの5人でやってて、組み込みのできる人は2人しかいないんだって。従ってMoonブランドの製造本数は少なくなり、店頭でも滅多に見かけられないと言う訳だ。同じような形態のメーカー(ブランド?)は多いようで、クルーズやアトリエZの製造は、長野県のT's Guitarが担当してる。なるほどね。どうりで弾いた感じが同じ訳だ。大体定価20~30万円クラスの楽器がバンバン売れる訳ないだろうから、製造設備まで持ってたらこんな価格では済まないだろう。と言う事は、我々がメーカーと思ってるところは「企画」をやってるところであって、決して「製造」そのものを行っていない訳だ。「修理部門」もまたしかり・・・。全ては「提携」という名の下に成り立っている訳か。何としてでも老舗「Moonギターズ」には頑張ってもらいたい物だ。

「もどかしい」 


Moonの社長さんから電話があった。なんでもワークショップ・フェローの野沢さんが夜通し(徹夜かな?)作業に当たってくれたらしい。しかし、修理箇所を聞いて「?」何か大袈裟な話になってる・・・。「先ずですね、ご依頼のあったセル部分の割れと・・・」「えっ?何の事?そこは何ともないし、頼んでませんよ。」依頼箇所を書いて送信した写真の1枚がこれ。要するにナットの4弦の溝が磨耗して深くなり過ぎ、それによってローポジションでのビリツキが発生してた。ヘッド側の指板エンドは4弦で傷が付き始めてる。6フレットを弾くとナットまでの間でビリ付く。これはもう交換しかない。セットアップでナット調整した際に溝を漁り過ぎたのかな。当初は、以前に依頼したセットアップに対するクレームと言う事でナット交換のみ有料でと言う話だったのに、いつの間にか全額無料と言う話になってた。しかし、修理箇所「?」の部分とは写真の矢印がずれてた為か、文面で説明したのに、セルまで修理したらしい。そこは何ともないのに。あと、「かなり使われてましたね。」と言う事でフレットの擦り合わせまでも。これでは本来相当な修理代になるはず。なんでそんな修理までやったのか聞いて見ても、ご本人(社長)が修理した訳じゃないので特定の部分を指すにも一向にラチがあかない。ホントにもどかしいとはこの事(笑)しかも既に梱包も済ませ、宅配便の集荷を待つのみだと言うので、ゴチャゴチャ言っても仕上がったとその道のプロが言ってる物をねぇ・・・。今更どうしようもないので明日の到着を待つ事に。それにしても、あんな位のフレットの磨耗で擦り合わせが必要なんだ。じゃ、もう1本のStingRayなんか完全にフレット打ち変えが必要じゃん。