2005年3月21日月曜日

「回想録Vol.1」

2番煎じですが、私のここまでの音楽に関する回想録なんぞ。
そもそも音楽なんて嫌いだった。折角母親が積み立てまでして買ってくれたKAWAIの電気オルガンは、私の必死の抵抗で弟がイケニエに。聞くのは好きだったんだけど。中学生の時、折りしもフォークソングブームで「えっ!?おまえまで・・・。」という感じで”モーリス持てばスーパースター”状態でした。でも音楽なんて、正確に言うと音楽の授業なんて大嫌い!リコーダーを忘れては立たされ、正座させられ散々でした。一番堪えたのは「明日、新しい曲をやるから罰として最初にやりなさい。」と言われた事。曲は「こきりこ節」。未だに悪夢の曲!以来音符が大嫌いに・・・。しかし、今思うと音符の読み方を説明できたセンセイはいなかったなぁ。おかげで音楽の成績はずっと「2」のまま。

そこへ、ニューミュージック・ブームが訪れた。それまではフォークロックなんて言われてたのに、明らかに違う、なんかフォークみたいに湿ってない。そう、もっとカラッとした感じで。その曲とは、「飛んでイスタンブール」庄野真代。

女性シンガーでは私にとって未だにダントツです。Liveにも行きました。ソロになったばかりの大橋純子も良かった。音楽って素敵かもしれないと思い始めていた・・・。また、当時は音楽番組も全盛期で、「ザ・ベスト10」や「夜のヒットスタジオ」等、固唾を飲んで見るようになっていたっけ。気が付けば「高校に入学したら何か楽器をやろう。」と決心していた。どうせやるなら目立つのがいいな。そうだ!ドラムがいい!
しかし、ある日「東京音楽祭」が放映され、そこにはUSA代表で見たことも無いBANDが。テイスト・オブ・ハニー。黒人男女4人組みで、ヴォーカリストのジャニス・ジョンソン(女性)がセクシーに、しかも強力にうねるBeatを繰り出す。そして歌う。当時の私には全てが新鮮だった。でもあの楽器は何だろう?ギターより大きい。弦を巻くところ(ペグの事)も大きくてキラキラしてる。あぁ、そうかBassなんだ。なんてカッコいいんだ。うん!これだ!絶対にこれを手に入れよう!と。途端にドラムはどうでも良くなってしまった。こんなもの弾けるようになったら周りが私を見る目が変わるかもしれない。だって、フォークギターを弾いてる奴の周りには女の子が集まってたもの。そう、きっかけは「燃える下心」。続く・・・。

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