2005年6月3日金曜日

「小さな命」

ここ数日、息子が学校に行きたがらなくなった。「帰りに迎えに来て。」と言う。「もう保育園じゃないんだからお友達と帰っておいで。」と言うと「いやだいやだ!」と一緒に登校する上級生をも困らせた。う~ん原因は何だろ?まさか虐められてたりするのかな?そんな感じには見えないんだけど・・・。結局妻が一緒に登校した。原因発見!校庭に1年生の朝顔の鉢が並んでる。でも、みんなの鉢にはしっかりと芽が出てるのに、息子のだけ全く出てない。それでも「ほら、この小さいのがそうかもしれないよ。」と指差して妻に見せたのは、枯れそうな雑草の芽。
そうか。自分のだけ芽が出なくて悲しかったんだね。妻は家に帰ってきてから、あまりの健気さに涙ぐんでた。この子はどんな想いだったんだろうと・・・。
妻と相談した結果、あれこれ考えてても始まらないので、初めて担任の先生に相談する事に。先生も気づいてなくて、早速スペアの苗をそっと移植する事になった。本人が学校から帰ってきて、「あのね、今日イモの苗を植えて鉢を見てみたら花が(芽でしょ)咲いてた!」と喜んでた。原因解決!先生はサプライズのつもりだったようだけど、息子には内訳を話した。「困った時には相談するんだよ。」と。これで元気に学校に行けるそうです。ついでに「迎えに来て」の原因も発見。確かに本人の言う通り何名か父兄同伴もあるみたい。でも近所に集団登校する子がいない場合ね。話して聞かせたら理解できたよう。何でも話せる関係作り。できてるようでできてなかったなぁ・・・。反省。今日仕事が終わったら、一緒に元気な朝顔を見に行こう。小さな命に大切な事を教わった気がする。

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