2005年6月6日月曜日

「欠かせない物」

アンサンブルで大切な事と言えば、チューニングがキッチリと合ってる事。これがいい加減じゃ何も始まらない。しかし、なんといい加減なバンドが多い事か。プロとアマの違いはチューニングにあると断言する人もいるくらい。一昔前は、シンセサイザーなんかはみんなアナログで、チューニングが不安定なのが当たり前だった。暖まると狂うと言う(笑)。だから、本番直前まで電源を入れて暖めておき、順番が回って来ると「それっ!」と急いでコンセントを差したもんです。ギターも、本番で照明が当たると温度が上がって弦が伸びる=音程が下がる訳で、予め少しチューニングを高めに合わせる必要がある。しかも、生ピアノを使う場合は、ピアノのピッチをメーターで計っておいて、それを基準に全ての楽器を合わせる必要があった。心地よい「当たり前」の為には大変な苦労があった訳です。       これは、もう25年間愛用してるKorgのチューナー。ギターを接続して弦を弾き、針を見ながら音程を合わせる。これが発売される前は、チューニングメーターと言うのはとても高価なもので、なかなか手を出せるものではなかった。2万円くらいだったかな。で、これが初めて1万円を切る、8,000円だったかな?画期的な商品でした。合わせる弦に応じてレバーを切り替えなくちゃなんない。でも、嬉しくて用も無いのに「あ~♪」とかやって。自分の音程なんて測ってどうする?今では、もっと安価なものが当たり前になってて、大体3,000円くらい。しかもクロマチックチューナーといって瞬時に現在の音程を表示する優れもの。ペダル式で、ステージで使える物もある。他に持ってるマルチエフェクターにもチューナーは内蔵されてるけど、きっちりと楽器を調整する時なんかは、やっぱり針式じゃないとね。何故か安心できないんですよ・・・。

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