2006年6月17日土曜日

「抜けるサウンドのために」

「良いベースのサウンド」を表す表現として、「抜けてる」と言う表し方がある。何とも抽象的な表現なんだけど、自分なりに見解を・・・。
まず、意外に重要なのが左手。弦の押さえ方で大きくサウンドが変わってしまうんです。スタジオである程度の音量を出していても、今ひとつ音が前に出てこないと感じてるなら試してみると良い。
この様に指をしっかりと立てて押弦することです。これだけでホントに音の通りがよくなります。
Rockなんかでよく使う握り込むフォームの時も、指だけはしっかりと立ててみよう。やはり音の通りが良くなります。
ストラップを長~くして弾きにくそうにカッコつけてるベーシストに多く見られる悪いフォーム。あのね、ついでに言うと腱鞘炎になる恐れあり。音も抜けないし、良い事ないです。早急に止めましょう。
また、これがマスター出来ると小さな手や短い指が克服できます。よく質問がある「手が小さいんですが」「指が短いんですが」なんて、関係ないんですよ。私自身指は短い方なんです。正しいフォームは、こんな事まで可能にします。
<1フレットの押さえ方>
親指はネックの裏側へ。
<2フレットの押さえ方>
中指は、横に開くのではなく、そのまま伸ばして2フレットを押さえます。
<3フレットの押さえ方>
薬指は、そこから更に伸ばす。やってみると十分に届く事が解かるでしょう。
<4フレットの押さえ方>
小指の第一関節はひっくり返ってないでしょ?人差し指を良く見てください。殆ど指の横を使って押さえています。どんなに手が小さい人でも、こうすれば十分に押さえる事が可能です。慣れるまではイライラすると思いますが、断然「音の抜け」が良くなります。チャレンジする価値はありますよ。特にベースの音抜けの良さに関しては、他にも重要な要素が沢山あります。何回かに分けて書けるかな・・・。

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