2005年9月16日金曜日

「気が付いてみれば」

私は楽譜が読めない。音楽の成績はずっと「2」。なので、新しい曲を覚える時には繰り返し繰り返し聴いて覚えるしかない。親の言う事を聞いておけばよかった。書き留めておけないって今思うとホントに痛い・・・。今まで何台カセットデッキを壊して来ただろう。聞き取れないところや、上手く弾けないところなど何度も瞬間的に巻き戻す操作を繰り返した。モーターには大きな負担が掛かるようだ。     
最近では新曲がCD-Rで届く。親分がハードディスクレコーダーを導入してから格段に便利になった。遠く離れたメンバーにもWebにUpしておいてダウンロードしてもらう事も可能になった。瞬時に届く。カセットと違って回転数の誤差からピッチが狂う事もない。以前は「この曲のKeyは?」なんて確認が当たり前だった。従って自宅での練習も、デッキではなくPCに向かって行うようになった。何度リピートを繰り返しても絶対に壊れたりテープが伸びてしまう事もない。リモコンが使えればもっと便利なのに・・・。デモCDは、割と早い段階で私の手元に届く。毎回かなり高い完成度のアレンジが施されてるけど、やっぱりちょっとだけベースラインを整理したい。まずは親分が弾いてる通りに拾ってみる。曲全体の構成も合わせて確認する。でも、あんまりきっちりと拾ってしまうと、それが耳について新しいフレーズが浮かばなくなってしまう。なかなか新しいアイディアが浮かばなかったら、歌をじっくりと聴いてみる。気持ちを委ねて見ると、何故だかフッと浮かぶ。一旦口ずさんでみてからベースを弾いてみる。その曲にピッタリなフレーズが浮かんだ瞬間、ゾクッとする。StingRayとJazzBassどっちでいこうか?その音色が一番映えるフレーズか?どう弾くか?弾いて弾こうか?etc・・・。好きなんだなぁ横内サウンド。きっとメンバーみんなも好きなんだろうな。初めてスタジオで音合わせする時の事をイメージすると不思議に何とも幸せな気分になってくる。

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