2006年8月1日火曜日


まだMoonのJBが帰ってこない(泣)。実は、ずっとPGMに預けてあって、納期が見えないことからワークショップ・フェローへ転送される事になったようだ。以前の再セットアップも、ここの作業だった。電話での打ち合わせは歯痒い物です。今日中には納期が判明するかな?そんな訳で、Moonの社長さんとここのところ直接話す機会が多いので、ついでに色々聞いてみた。MoonってPGMで製造してるのは知ってたけど、あそこって元々はMoonから独立した製造部門だったはず。しかし、色々事情があったらしく現在ではヴァンザントに掛かりっきりの様だ。となると、Moonと言うのはメーカーではなくてブランドですね。ヴァンザントは元々ピックアップメーカーなんだけど、楽器本体もやりたいとの事で、PGMに白羽の矢が立ったらしい。ここでは、ベースもやってるが、圧倒的にギターの注文が多いんだって。ギターは仕様が細かくて、制作に時間が掛かるとの事。それをたったの5人でやってて、組み込みのできる人は2人しかいないんだって。従ってMoonブランドの製造本数は少なくなり、店頭でも滅多に見かけられないと言う訳だ。同じような形態のメーカー(ブランド?)は多いようで、クルーズやアトリエZの製造は、長野県のT's Guitarが担当してる。なるほどね。どうりで弾いた感じが同じ訳だ。大体定価20~30万円クラスの楽器がバンバン売れる訳ないだろうから、製造設備まで持ってたらこんな価格では済まないだろう。と言う事は、我々がメーカーと思ってるところは「企画」をやってるところであって、決して「製造」そのものを行っていない訳だ。「修理部門」もまたしかり・・・。全ては「提携」という名の下に成り立っている訳か。何としてでも老舗「Moonギターズ」には頑張ってもらいたい物だ。

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