2006年11月1日水曜日

「ALEMBIC DISTILLATE」


ALEMBIC DISTILLATE 試奏記

昨日、地元の楽器店あぽろんへ久しぶりに顔を出しました。店内を模様替えしたらしく、見やすいレイアウトになってた。現在中古フェアを開催中!つらつらと見て回ってると「ん?!」というベースを発見。ALEMBIC DISTILLATE高校生の時、ショーケースに陳列してあって、決して簡単に試奏させてはもらえなかった、まさに「高嶺の花」的高級楽器だった。確か新品は40万円ほどだったかな?勿論買える訳ない(笑)。久しぶりに再開したそのベースは、コンディションも良く、打痕などの傷も少ない。シリアルナンバーから81年製、とても大切に扱われていたのが分かる。でもね、今まで音を出したことはなかったんですよ。早速インプレなどを。少々乱暴な言い方をすれば、世間に出回っているベースの音色と言うものは、プレシジョンベースとジャズベース、スティングレイタイプの3つのどれかに集約される気がします。ギブソンユーザーには悪い気がするけど、市民権を得てるか?と言えば、そうでもないだろう。で、このアレンビックですが、ご覧の通り1ピックアップ。サウンドの方は、予想通りプレべ系。造りの良さは持った瞬間に分かります。見るからにヘッド落ちしそうな短いホーンと大きなヘッド(笑)。ガマガエルのようなルックス。マホガニーとゼブラウッドが美しい。良いなあ・・・床の間に1本!いやいやイカンイカン。プラグインすると、LEDが点灯。わざわざこんなのを付けるって事はバッテリーの消耗は激しいのかな?MiniSWが3つ付いてる。何だか分からなかったけど、適当に弄ってたら、上からHi-Pass、Low-Pass、Filertronでした。噂に聞いてたフィルタートロンですが、ボーンと音を伸ばしてノブを回すと、なるほど!こりゃ完全にワウだ(笑)。可変幅が大きいので、中々使い辛い。ちょっと変えただけで激変ですもの。で、色々調整してたら「これぞアレンビック!」と言うポイントを見つけました。どこまでもクリアで、広いダイナミックレンジ。ノイズも全く気になりませんでした。特にLowが綺麗に出ていて、多分50Hz辺りかな。私のStingRayと同じ感じ。決してペラペラなドンシャリじゃありませんでした。ブリッジは、セパレートで各弦毎に弦高調整はできないタイプ。4弦が少し弱い気がしたけど、これはセッティングのせいだな。ネックも特徴的で、Lowポジションで太く、ブリッジ側で細くなってる。多分17mmピッチ。良いコンディションでした。価格は¥180,000。中古相場よりは随分安いけど、ガリなどは一切なしのオリジナルコンディション!機会があったらシリーズ1を是非試してみたいな。

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