2005年5月12日木曜日

「凄い人!2」

~音楽職人~山下達郎なんと言っても私にとってNo.1フェイバリット!今でこそ揺ぎ無い地位を築いてるけど、シュガーベイブ~ソロ初期は散々だったらしい。ハードロック、ブルース全盛期にアメリカンポップスやってたんだから仕方ないか。日本のドゥーワップ第1人者だけど、あれは元々満足な機材を持ってなかった黒人ミュージシャン達がサウンドに厚みを持たせたくてストリングスの代わりに始めたものらしいと言ってた。彼自身もそれを地でいったと言う事か。思うに、彼が未だに最前線で活躍し続けてる理由にひとつに、「僕はみんながハードロックだ、ブルースだといってた時代に人が聞かないアメリカンポップスに傾倒してた。だから、そんな人間が創った音楽が何で売れてるのか今でも解らない。だから一切手が抜けないんですよ。」というある種の反骨精神と言うか初心を忘れてない点があるような気がする。              最近では、毎朝TVでこの曲がかかってます。久しぶりにシンプルなバンドサウンド。何か方向性に変化の兆しかな?ここのところリリースされてた曲は、楽曲重視というか大作志向だった気がする。個人的には80年代の濃密なバンドサウンドの頃が好きなんだけど・・・。その中で、重要な位置を占めるのが彼のトレードマークになってるフェンダー・テレキャスター。                      以前雑誌で見たけど78年製でアッシュボディの時期のもの。何でも友人からLiveでのスペア用に5万円で譲ってもらったもの。80年に初めてLiveを見に行った時は白いテレキャスターだったもんなぁ。81年に見た時はスペアとしてバックに控えてた。確か、乱暴にギタースタンドに立てかけて反動でギターがひっくり返り、「ゲッ!」てな表情で振り返ってた。あ~あ(笑)水浸しや放り投げと散々やったらしいけど、あるリペアマンに診てもらってから急に音が良くなり、それ以来メインギターの座を守り続けてるようです。ペグ交換は数知れず、フレットの打ち変えも5回、電装系も全部取り替えて残ってるのはネックとボディだけ。それでも全く音が変わらないらしい。近いシリアルナンバーのものを2~3本買ったけど同じ音がするものはなかったという。で、他の人が弾いても全然良い音がしないんだって。そんな彼も、基本的にサウンドの秘訣はギター~アンプ直だそうで。レコーディングはラインのみ。かけていてもコーラスくらいでしょう。あの気持ち良い綺麗なサウンドは、彼とあのギターが偶然出会って生まれた奇跡のサウンド。良いなあ・・・そういうの。

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