2005年5月1日日曜日

「懐かしい彼女たちVol.4」 


とっても気に入ってたTodayだけど、行動範囲が広がるにつれてやはり用事が足りなくなってきた。そんな時、たまたま友人の紹介で中古車ブローカーの人と出会う事になった。彼は会社を3つ経営していて、今までの私の周囲には絶対にいなかったタイプ。「アメリカ流」の仕事で知り合いになった人達は結構輸入車ユーザーが多かったので、自分も気になってたドイツ車を中古で買おうとしてた時だった。友人が、「○○さんと一緒に食事するんだけど、良かったら来ない?」とお誘いをかけてくれた。もう2つ返事でついて行った。会っていきなり「BMWに乗ってみないか?」と言われた。当然どんな車かは知ってたけど、いわゆる「想定の範囲”外”」の提案だったので、こっちは目が白黒してた。「身に着けてる物や道具が周囲に与える印象というものもあるんだよ」と。しかしそんなに予算があるわけも無く「毎月○万円以下でないと払えません。」とキッパリ言ったら「気に入った!」と言われてしまった。これが縁でその後もいろんな事で相談に乗ってもらったりするようになった。経営者との接点はこの辺から。結婚する時や会社を辞めるのを迷っていた時なんかは特に助けてもらったなぁ。そして我が家にやってきたのがBMW320。「i」と付かないのはインジェクションではなくキャブ仕様(ソレックス)だったから。私にとっては一番BMWらしいデザイン。左ハンドルのMT。暫くは運転するとき緊張しっぱなしだった。ペダル類は一緒でもシフトは右手側にある。ウインカーとワイパーのレバーが国産と全く逆なのね。一番困ったのがルームミラーに後方からの車が写ってるのがわかっても距離感がなかなか掴めなかった事。ヤッカミ半分の友人達からは「高速の料金所や駐車料金の支払い時に困るぞ!」なんて言われたが、実際は相手が出てきてくれた。軽い優越感を与えてくれる瞬間が味わえた。シートは大きくて硬い。でも噂に聞いた通り全然疲れない。そうそう、普段着で乗る勇気がなくていつもスーツで乗ってたな。これに出会ったお陰でBMWに獲り付かれることになった。嬉しくてどこに行くにも一緒。ホテルの正面に乗り付けても「お客様。駐車場はあちらでございます。」とは言われず、ドアマンが「キーをお預かり致します。」ってなるんですね。初めて「待遇」を経験。もっと車に相応しい人間にならなきゃ。そんな発想をさせるパワーを持った車。しかし、私が手を出せる価格の車で、しかも低年式だったので過酷な使用に耐え切れずに良く壊れた。1年半でかかった修理代は購入金額に迫ろうとしていた

0 件のコメント: