2005年7月3日日曜日

「機嫌直してよ」

楽器も古くなってくると、取り扱いにも気を使う。長年愛用のこのStingRay。製造年が’82年だから、既に23年経ってる。丈夫なのがとりえだけど、鳴って来るほどに調整が必要というか愛情を求めてくる。まず、この時期の湿気。ラッカー塗装なのですぐにベタつく。ケースになんて絶対に入れて置けない。スタンドに立てかけて置いても痕が着く。従って壁に立てかけて置くしかない。弦を張り替えてみた。ありゃ?!モコモコなサウンド・・・。クリアでブライトなのが売りなのに(困)。どうやってもダメなので、憂鬱な気分でNetを検索。細かく探すとメンテナンスネタも結構な数がHitする。あったあった。結構自信たっぷりなコメントが・・・。中でも興味を引いたのが「ネジは力一杯締め付けないほうが良い。」と言うもの。えっ?!そうなの?眉唾だったけどPPのぶぎ兄さんもそう言ってたから試してみよう。  
     
ネジを少しだけ、ほんの少しだけ緩めてみる。恐る恐る・・・。低音弦側のNo.2を緩めてみる。おっ何かブライトな感じになった!高音弦側のNo.4を同じく緩めてみる。おおっ!こちらも同じ!!そういえば以前「なんだ緩んでるじゃない。」って増し締めした事があったっけ。締め付けトルクが重要なんだ。これば見っけもん情報だ。しかし、Netの悲しさ。それ以上は自分で試行錯誤するしかない。いい感じにはなったけど、後もう少し何とかならないかな・・・。






んっ!ブリッジは?オクターブピッチのネジが、ほんの少し緩んでるのを発見!これはしっかり締まってないと振動を吸収してしまう。するとどうでしょう!ブ~ンといつものご機嫌なサウンドが蘇りました。構造が単純なだけに、原因を突き止めるのが結構大変です。弦の張り方がちょっとでも手抜きだと途端にへそを曲げるジャジャ馬。でもアイシテマス。

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