2005年7月2日土曜日

「警告!!!」

楽器のメンテナンスねたです。先日のLiveで、リハを終えたバンドのギタリストが、おもむろにギターケースから取り出したスプレーをギターの指板に直接「シュー!」とやってた。
のスプレーとは昔からの定番商品「フィンガー・イーズ」これって大概の楽器店で「指板にシューっとひと吹き。」と売ってる。でもこれ厳密に言うと弦に対して塗布するもので、指板に噴いちゃいけない。見てるとローズウッドの指板のギターユーザーに多く見かける。本来ローズウッドって、汗を吸う性質を持ってる。だからいつも演奏しやすいはず。正しい使い方は布に少量吹き付けて弦だけ拭く。これが正解。直接弦に吹き付けただけでも一発でブライトさが失われます。解ってんのかな?








そんなことも知らずに拭きつけ続けた結果がこれ。
(私のじゃありません。画像は無断拝借しちゃいました)指板が油分でふやけてしまってフレットが浮いています。こんなになってしまっては打ち直しはもとより、再接着もできないでしょう。下の画像のように指板修正してフレットを打ち直しても、後から後から染み出してきます。(これも無断拝借)ホント言うとフィンガー・イーズなんて要らないの。乾拭きで充分なの。ギトギトのギターなんて気持ち悪い。弦が錆びるのも、指先が汗で滑りにくいのも緊張してるから。もっと言うとB郡ビタミンが不足してるから。疲労回復、エネルギー燃焼に不可欠なビタミンとして知られてるけど、精神状態に多大な影響を与えるビタミンである事を知ってます?正しい知識がないと愛用の楽器も、あなたの体も取り返しのつかない事になりますよ!

0 件のコメント: