2005年7月2日土曜日

「良い出会いと予感」

何故か未だ工事は完了してない筈なのにADSL回線が復活してる。何故だ?まぁ、とってもありがたい話。で、忘れないうちに先日のLiveの話なんぞ。Liveというのは、必ずPAという音響設備を使って音を出す。全ての楽器の信号をそれぞれ調整卓(ミキサー)へ送り、整えて増幅し会場に設置したスピーカーから大音響が響くと言う仕掛けになってる。スタジオでリハーサルする時も、きっと一般の人から見れば結構な音量なんだろう。それでもフェイフェイは小さいほうだけど。どうやって音量を決定するかと言うと、ドラムに合わせる場合が多い。
しかし、これが現実と言うか本物の楽器達が奏でるサウンドだ。CDやラジオでは、本当の迫力は絶対に伝わってこない。作る方も別物として考えてるんですよ。もっとも最近、PAの音量は大きすぎる気もしますが・・・。意外なことに、我々演奏者は自分の演奏してる音を実際に聞くことはできない。勿論、ステージでは足元に「転がし」というフロアモニタースピーカーが「転がって」いる。しかし、これは演奏する際に他のメンバーの音や自分の音を返してもらって演奏しやすくする目的のもの。実際に会場でどのようなバランス・音色になってるかはPAオペレーターに一切をお任せする事になる。プロと違って大体のイベントの場合、複数のバンドが出演する場合が殆んどなので、恐らく彼らも大変だろう。リハーサルでは、僅か15~20分の時間でPAに対して要望を出し、モニターバランスに対してもいろいろお願いし、その上でステージで演奏する感覚を掴まなくちゃいけない。これはなかなかシビアな話になってくる。多くのバンドは「PAが○○だった。」とか「~だ。」とか言うが、私は個人的に余程の事がない限り一切注文はつけない。いや、つけなくなった。最終的な出音(でおと)を任せる以上、彼らを信頼する事にしてる。出音がイマイチなのは演奏する側の技量の問題な場合が多い。見ててがっかりするバンドが多い。ベースギターに関してだけでも、私よりハイパワーな楽器を使ってても音量を稼げてない。なのでアンプの音量を目一杯上げる。音がステージ上でまわる。これじゃ聞き取れない訳だ。挙句の果てに「モニターが聞こえない!」とくる。そうじゃない。あんたがちゃんと弾けてないだけ。しっかり弾けてこそ初めて音が「前に出てくる」。音量の問題じゃない。いかに楽器慣れしてるかと言う事。パワーとは音量じゃない。先日ひょんな事から新潟照明技研の林さんと言うオペレーターさんとMailをやり取りするようになった。大変腰の低い腕利きの彼。どうしてどうして彼を始めクルーの皆さんはなかなかの「ミュージシャン」だった。その場限りの付き合いが多いのに、こんな感じでコミュニケーションを取れたことがないので今後に期待してます。ご本人には断ってないけど、彼も○人目のフェイフェイメンバーですから(笑)。

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