2005年4月11日月曜日

「新しいことを始めてみよう!~目指せベーシスト~」 

進級、進学、就職と環境の変化が激しいこの季節、何か新しい事を始めてみたくなる季節でもあります。そこで、ベースでもやってみたいなと言う奇特な方へ。機材面についてちょっとお節介を焼いてみようと思います。またもやシリーズ物連載開始。第1弾として、簡単な歴史と、どんな種類があるのか探ってみようと思います。

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<歴史>
まず、昔々ベースと言えば、そう!こんなでっかいヴァイオリン!じゃなくってウッドベース。これが主流と言うか、これしかありませんでした。ところが、デカイ・重い・音が小さいと言う大変な楽器でした。当然フレットレスなので、正確な音程を取るのは訓練が必要。そんな時代にあって、レオ・フェンダーが世界初のエレクトリック・ベースを発表しました。













<オリジナル・プレシジョンベース>








「プレシジョン」=「正確な」と言うネーミングのこのベース、ちょっと大きなギターみたい。フレットが打たれていて、ギタリストにも正確な音程で演奏ができる。ボディもコンパクトで音量も充分稼げる画期的な発明でした。これがなかったら現代音楽は生まれなかったと言われています。ちなみに、アメリカでは未だにエレクトリックベースの事を「フェンダー・ベース」と言います。


<プレシジョン・ベース>



早速マイナーチェンジを受けますが、ボディが立体的に加工されました。お腹に当たる部分と、ひじが当たる部分です。お陰で体にフィットして演奏性が向上しました。ピックアップも改良され、シングルコイルの弱点だった外来ノイズに対する対抗策として、1,2弦側と3,4弦側を2つに分けシングルコイルでありながら、ハムバッキングピックアップの構造に近づけてあります。サウンドは太く倍音が豊かでパンチが効いています。









<ジャズベース>

PBと双璧をなすワールドスタンダード。2ピックアップで、ボリュームのバランスで自由に組み合わせる事ができる。ネックはPBに比べて細く、抜けの良いタイトなサウンドが特長。











<ミュージックマン・スティングレイ>

Fender社を売却したレオ・フェンダーが創設したメーカーMusicManの代表機種で、1ピックアップながらアクティブEQを搭載しており、楽器本体で音色を調整できる。通常のトーンコントロールがハイカット(高音成分を徐々にカット)のみなのに対し、高音と低音を個別にブースト&カットでき積極的に音作りすることができる。音色には独特のクセがあり、とり付かれるベーシストも多い。少々乱暴な言い方をすれば、使える楽器と言う事になると意外と選択肢が少ないのがベースと言う楽器です。他にも魅力的なベースは沢山ありますが実用に耐えうるとなるとフェンダータイプが必須でしょう。まずは恥ずかしがらずに楽器店へ行ってみよう。貴方が馴染みの客でなければ、必ず声をかけてもらえる筈。きっと数多い楽器の中から1本を選ぶのは混乱するでしょうから、上記機種の中から触らせてもらいましょう。腕に覚えがなくても楽器屋さんの店員さんは腕に覚えがありますので、ちょっとオダテると喜んで弾いてくれます。自分の好きなミュージシャンと同じものを選ぶと言う手もありですが、折角現物を手に取ってる訳ですから触りまくってみましょう。次回は、どこをどう確認したらいいのかをレクチャーしようかな・・・。品定めのHowToに続く!

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