2005年4月28日木曜日

「懐かしい彼女たちVol.1」


今まで縁のあった車達の思い出なんぞ綴ってみようかな。高校を卒業して最初に就職したのはガソリンスタンドだった。まぁ、自宅から近かったので、それほど車が必要ではなかった。しかし、毎日お客の車を運転してると自分の車が欲しくなってくるのも人情。で、よく給油に来ていた日産のセールスマンに「安い中古車ないかな?」って聞いたら持ってきたのがこの車。日産バイオレット1600GL。画像は人様のものを無断拝借しちゃったけど全く同じ物。今考えると、上手く乗せられたって言うか騙された。もう、あちこち腐りまくってボロボロ(この辺の日産はどれもそうだったけど)、トランクは池になってた。でも、なんといっても初めての自分の車。周囲から「そんなに磨くと色が剥げるぞ!」と冷やかされるほど大切にしてた。助手席にベースを積んで練習に行くのがとても誇らしかったな。デザインはケンメリのスカイラインにそっくりで、雰囲気だけは充分スポーツしてた。窓が小さいんだよね。約1年間生活を共にした頃、突然彼女との別れはやってきた。真冬のとても寒い日。雪玉も握れないほどだった。文字通りのパウダースノー。カシオペアメンバーとレコーディングした曲のマスタリングが出来上がったと言う事で、それを聴きに行った帰りだった。小針十字路を下って交差点に差し掛かったところで、それほど速度も出ていないのにハンドルもブレーキも利かない!一瞬のはずなのに一気にいろんな事が頭の中を駆け巡る。どれくらい壊れるか?怪我するか?後の処理はどうするか?目の前に電柱が迫ってくる!シートベルトなんて規制がない時代なのでしてる訳ない。腕と足を踏ん張る!ガッシャ-ン!一撃で彼女は天に旅立って行きました(泣)。

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