2005年11月30日水曜日

「インプレッション」

弦についてのインプレッションなんぞ。
楽器自体のセッティング以外に、その音色に与える影響がもっとも大きい弦。とは言っても、値段も高いし違う製品を試すのは結構勇気がいるので、なかなか試す機会がないのが難点。
しかし、楽器店で比較的確実の入手可能で現実的な価格のものと言う事になるとある程度絞り込まれてくる。そこで、今まで試した事のある物で、現在も入手可能な製品をご紹介。

・ダダリオEXL-170 
世界で最も有名なメーカー。20年前には地元の楽器店では取り扱ってなかった。ニッケル弦で、洋銀のような輝き。倍音が豊富でタッチ・サスティーン共に文句なし。定番です。しかし、ロットによって当たり外れがあるのが難点。

・アーニーボール
こちらもポピュラーなメーカー。ダダリオと人気を二分するのかな。ダダリオよりブライトな感じ。結構好きなんだけど、すぐに切れちゃうのが難点。実売価格も少し高め。

・エリクサー
「ナノウェブ」という極薄コーティングを施してあり、通常の弦に比べて長寿命をうたい文句にしてる。価格は普通の弦の倍ほどする。消耗品としては、とても買えたもんじゃないがモニターで1セット頂いて試してみた。コーティングのお陰でタッチは素晴らしい。しかし!音色がどうにもならない。Midが強すぎ、既に死んでる感じでスラップには使えませんでした。HPでの絶賛振りに期待度も高かったんだけどガッカリ。張り替えて30分後にはいつもの弦に交換しました。

・グレコ
意外に良いんです。音は少し腰がなくて細いんだけど、きれいに鳴ってくれます。価格が安いのも練習用としては学生時代の私には魅力でした。

・ロトサウンド
英国製のベース弦しか作ってないメーカー。昔は超高級弦でした。なんと1セット¥7,000!!!サウンドは最高でした。ジャズベにピッタリ。でもね、張ってから30分で死んでしまうので、あまりのコストパフォーマンスの低さに却下となってしまいました。最近では、随分安く売られてます。どうしたんでしょ?

・ヤマハ
昔はこれしかなかったと言ってもいい位だった。どの角度から比べてもフツーの弦。結構ブライトなんだけど、弦のキャラクターが強く出てた。販売価格も高めで、すぐに飽きちゃったな。

・DR
マーカス・ミラーで有名なメーカー。ステンレス弦なんだけど、例に漏れず指に食いつく。シャープでタイトなんだけど、倍音が少なすぎ。現在では製造中止のダダリオ・プリズムに比べると断然音が細い。で、すぐに切れちゃった。残念(古いですな)!¥4,980なり
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こうして振り返ってみると、私が選ぶ条件は「切れないこと」「ブライトさが長持ちする事」「手頃な価格」なようです。

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