2005年11月17日木曜日

「グルーヴ!」


レコーディングにおいてグルーヴを醸し出すのはベースの役割だと思ってる。レコーディング=記録として残す訳だから、やはりその時点でベストと思える納得のいくものにしたい。優れたベーシストはグルーヴをコントロールする。リズムの取り方は人によって、ジャンルによって異なる。またそれが欠かせない特徴となる。機械に合わせるのはある程度楽だ。所謂ジャストだから。この場合、完全にベーシスト次第でグルーヴが生まれる。上手いベーシストは1拍が長く取れる。タイミングと言うのも色々あって、「前ノリ」だとスピード感に溢れた感じ。Jazzなんかそうだ。「後ノリ」だとヘビーな雰囲気。でもテンポ自体は変わらない。走ったりもたついたりとは別の話。ベーシストは、一緒に演るドラマーによって、この辺を変幻自在に操らなくちゃいけない。さて、今晩もレコーディングの続きがある。残りあと5曲。タイミングを外さないために、ヘッドフォンから聞こえてくる「刻々と変化する生身の人間のノリ」に合わせてたらグルーヴは生まれてこない。直ちゃんが繰り出す「気」を自分の「気」と一致させる必要がある。素晴らしいグルーヴが得られた時、それがベーシストとしての醍醐味が感じられる瞬間なんだよね。

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