2006年2月6日月曜日

「My Bass~束の間の出会い~」


フェルナンデスFSB-85
入手してみたものの、あっという間に手放したベースもあった。当時、フェルナンデスではマスターハンドシリーズと言って、カタログに掲載される事のないパイロットモデルが存在した。国産メーカーのコピー合戦もピークに達しようとしてた頃の話。目ざとく発売の情報を得た私は、いつもの楽器屋で早速注文したのだった。なんとも長閑な時代で、3回払いならクレジットも組まなくて良いと言う。信用売りだな。MusicmanStingRayと言えば、憧れの楽器で、入手なんてとんでもないどころか、楽器店で並んでるのを見たことがない。見るからに強力そうなピックアップ。3:1に配列されたペグ。見るからに「ぶっ飛ばすぞ!」と言わんばかりの迫力に憧れを抱いてた。しかし、為替レートが現在とは異なり、フェンダーUSAが30万円もした時代の事、本物なんて手も出せない。そんなタイミングでこのモデルの発売を耳にした訳。早速オーダーして購入。プリアンプが超強力で、アンプが吹き飛びそうなゲインでした(笑)。カットなんてなくてブーストオンリー!残念ながらサウンドインプレッションをしようにも、どんなサウンドだったか全く覚えてない(泣)。このベース、パッと見はStingRayだけど、良く見ると何から何まで違うと言う変わったベース。かえって本物が欲しくなってしまうと言う副作用を残して去っていった。画像は人様の物を無断拝借(謝)。これと同じ物でした。この時期、他にもフェルナンデスのモッキンバードも購入した。これは何とも使えないベースで、ヘッド落ちが凄い。手を離すとスルスルとヘッドが下がっていく。演奏中、左手を離す事ができない。すぐに転売しちゃった。もう1本、FenderJapanのジャズベも持ってた。全てにおいて無難なベースでちっとも面白くなかったなぁ。これも売っちゃいました。今思えば、理想のサウンドを求めて暗中模索の日々が始まった頃でした。

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