2006年2月7日火曜日

「My Bass~Made in USA~」


Musicman StingRayBass

初めて手に入れたMade in USA。本物はやっぱり違う!何がって、何から何まで・・・。サウンドは勿論、全ての質感が本物なんですよ。当時、メーカー消滅のうわさを聞いて、慌てて全国の楽器店に電話しまくったな。入手したのは88年1月。最近になって分かったんだけど、これは82年製。ん?良く考えてみると84年には弦メーカーのアーニーボールに吸収合併されてた訳だから計算が合わないような・・・。ま、いいか。会社が微妙な時期の生産なので、ジョイントプレートにあるはずのメーカーロゴの刻印がなかったりする。レオフェンダーの匂いが残された最後期のMusicman。これもサウンドインプレなんぞ。世の中にいろんなベースがあるけど、大まかにはプレベかジャズベ系のサウンドに集約される。しかし、Musicmanはそのいずれにも属さない独特の癖があるサウンド。ズィ~ンと倍音成分が何とも気持ちいい!トレブルのジャリっとした感じ、あくまでも太く抜けるロー。ジャズベのようにピークがキツくない分、アンサンブルではボトムが安定しやすい。ミッドをどう処理するかでサウンドイメージは激変する。どこでもそこそこの音になるジャズベと違ってじゃじゃ馬的な扱いにくさがあるけど、セッティングが決まると病みつきに・・・。また、この時期のピックアップはシリーズ(直列配線)。プリアンプはトレブルがパッシブで、ローのみアクティブという変則的なもの。バッテリーライフも長く、超低消費設計。近年物は、ピックアップはパラレル(並列配線)、プリはカット&ブーストになって、ミッドコントロールが追加されてる。ブリッジはトップロード(表通し)。これより古い物は裏通しになってる。このベース、しっかり弾いてあげないと良い音で鳴ってくれません。演奏者の技量がもろにバレてしまいます。ヤフオクなどでは、使いこなされる事なく手放されたStingRay達が数多く出品されてます。かわいそうに・・・。全てが合理的にデザインされてる。このヘッドレイアウトはとってもお気に入り。フェンダータイプのペグが1列に並んだ奴は、1弦に手が届かないんですよ。ロゴは「M足」のオリジナルロゴです。18年間良い音で鳴ってくれています。

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